トイストーリーに登場するおもちゃたちの中には、映画トイストーリーが公開される前から存在していたおもちゃがあります。
今回は、トイストーリーに登場するおもちゃたちの元となった元ネタモデルや、本物のおもちゃについてまとめてみました。
トイストーリーのおもちゃの元ネタモデル・リアルな本物のおもちゃの種類と名前一覧まとめ
トイストーリーに出てくるおもちゃの中には、映画が制作されたあとに製造されたおもちゃと、元ネタとなるオリジナルのリアルなおもちゃがあって映画に使われたものがあります。
映画の中のおもちゃである登場人物たちの名前と、リアルな本物のおもちゃを1つずつご紹介していきます。
トイストーリーの主人公ウッディ
おもちゃたちのリーダー的存在であるウッディ。
ウッディは、映画が制作されてから製造されたおもちゃです。
しかし、カウボーイという設定のおもちゃは、映画トイストーリーが公開になる前から根強くアメリカにありました。
トイストーリーが初めて公開されたのは、1995年のことですが、その前の1050年代から後は、アメリカではカウボーイブームがあり、カウボーイのテレビや映画がたくさん公開されていました。
正直で正義感のある強いカウボーイは、映画トイストーリーの主役を飾るにふさわしい人気度だったのです。
トイストーリーのウッディーの元ネタとなったのは、「Cheyenne game」という名のボードゲームだそうです。
トイストーリー2で、「Woody’s Roundup」というパペットショーというものが登場しますが、これは実際にあったテレビ番組の「Cheyenne」から来ていて、「Cheyenne game」も同テレビ番組から発売になったものだそうです。
ウッディーの人形は、トイストーリーの最初の映画が公開されるのに先駆けて「Think way toys」というメーカーが製作したものが、この世界で一番最初のウッディオリジナル人形です。
こちらのウッディは、映画からデジタル3Dデータを読み取って作られた商品なので、限りなく本物に近い商品です。
本物同様のサイズで作られており、さらに本物同様に紐がついていて、引っ張ると5パターンほど喋ります。
トイストーリー アドベンチャー バディ ウッディ 人形 TOY STORY ADVENTURE BUDDY WOODY 1995年 Think Way 初期 ジャンク
このウッディが販売された後に、ディズニーは新しくウッディを製作販売し直しています。
オリジナルのウッディのおもちゃとの違いは、しゃべる声が異なること、ウッディーの衣服が改良されていること、足にアンディと書いてあること、体系が若干異なることなどです。
何度か改良を加えられているので、購入した時期によって異なるウッディが存在しています。
最新のウッディのリアルサイズトーキングフィギュアはトイストーリー4版です。
トイ・ストーリー4 リアルサイズ トーキングフィギュア ウッディ (全長37cm)
スペースレンジャー・バズ・ライトイヤー
バズ・ライトイヤーも、元ネタとなったおもちゃは映画で見るような人形ではありませんが、1940年代に発売された宇宙的「Rocket darts」というダーツセットが元ネタだと言われています。
「トイストーリー1」には、このゲームの表紙が登場しています。
トイストーリーが公開になる前のアメリカは、宇宙に対して強い興味を持っていて、月に向かった時代にありました。
カウボーイと同様に、アメリカで「宇宙」はとても人気があるトピックだったのです。
バズ・ライトイヤーの人形は、ウッディと同じように、「Think way toys」というメーカーによって最初に製造されています。
オリジナルのバズ・ライトイヤーのおもちゃは、後に発売された物に比べて、翼が若干短いようです。
ですが、映画の再現性を重要視して作ったと言われている商品です。
ディズニー US 公式商品 トイストーリー バズライトイヤー 光る しゃべる 様々なアクション満載 トーキング アクション フィギュア 高さ約30cm DISNEY TOY STORY Buzz Lightyear [並行輸入品]
バズ・ライトイヤーの最新版リアルサイズのおもちゃも出ています。
トイ・ストーリー4 リアルサイズ トーキングフィギュア バズ・ライトイヤー (全長28cm)
カウガールのジェシー
カウガールのジェシーは、トイストーリー2に初めて登場します。
ジェシーも、映画が制作後に製造されたおもちゃで、何度か改良されたものが販売されています。
トイストーリー4の最新バージョンのリアルサイズのジェシーも発売されたばかりです。
トイ・ストーリー4 リアルサイズ トーキングフィギュア ジェシー (全長37cm)
トイストーリーの脇役おもちゃたちの名前と元ネタモデル一覧まとめ
映画の中で、脇役と言えどもかなりいい味を出している脇役おもちゃたち。
多くの脇役おもちゃたちは、リアルに本物の元ネタとなったおもちゃがあります。
ミスターポテトヘッドとミセスポテトヘッド
ミスター・ミセスポテトヘッドは、1949年にジョージ・ラーナーという発明家によって初めて製作されたおもちゃです。
当時としては珍しく、ポテトヘッドはテレビで宣伝され、発売初期から今までアメリカを中心に定番的人気のあるおもちゃです。
私はオーストラリアの保育所で働いた経験がありますが、ポテトヘッドは子供たちに大人気の保育所の定番おもちゃでした。
トイストーリーのポテトヘッドの元ネタとなったリアルなポテトヘッドのオリジナル商品は、もともとは、本物の野菜に、目や鼻などを取り付けることができるものでした。
しかし、野菜におもちゃを差し込むことで、野菜が腐るなどのクレームがついたことから、プラスチック製のポテトの体が販売されるようになりました。
Mr. Potato Head Inventor: George Lerner (Toy Trailblazers)
トイストーリー4が公開になった今年は、新しいバージョンのポテトヘッドも販売されています。
トイ・ストーリー4ミスターポテトヘッド オリジナル フィギュア E3091 正規品
トイ・ストーリー4 ミセスポテトヘッド オリジナル フィギュア E3092 正規品
スリンキードッグ
スリンキードックは、元ネタがあるおもちゃです。
名前もそのまま「スリンキー」という名のおもちゃです。
このおもちゃは日本でも昔流行りましたね。
このおもちゃの名前がスリンキーだとは知りませんでした。
1957年のクリスマスシーズンのスリンキーの広告に、スリンキードッグが載っていました。
なお、映画トイストーリー4の実物大スリンキードッグはこちらです。
Toy Story トイストーリー 実物大 スリンキードッグ 海外限定商品
バケット・オブ・ソルジャー(兵隊・兵士)
小さな兵隊たちのおもちゃも、元ネタとなったモデルのおもちゃが存在しています。
オリジナルのソルジャーのおもちゃは、見た目も大きさもほぼ、トイストーリーのソルジャー「バケット・オブ・ソルジャーズ」と同じです。
第二次世界大戦後に大人気のおもちゃとなったソルジャーですが、1970年には既に製造されていました。
バケツに入った様子やイーグルのシンボルマークも、トイストーリー版と同じです。
トイストーリー アーミーメン バケットオブソルジャーズ 72個入り
バービーとケンの人形
トイストーリー2から登場しているバービーとケンは、そのままの名前で世界的に遊ばれているモデルの人形です。
日本のリカちゃん人形の海外版ですね。
リカちゃん人形と同じように、たくさんの種類の服と、備品とセットになって販売されています。
例えば、お姫様みたいなドレスバージョンがあれば、歯医者さんバージョンのバービーもあるし、ファンキーに髪が2色のバービーなどもいます。
【Amazon.co.jp 限定】バービー ドリームトピア 4ドールセット FPL90
トイストーリー4と同じように作られたバービーと、トイストーリー3のバービーとケンと同じように作られた人形も販売されています。
バービー トイ・ストーリー 4 バービー GFL78
バービー Disney-Barbie Toy Story 3 Barbie And ken ケン Doll Made For Each Other Gift Set 人形 ドール おもちゃ [並行輸入品]
エッチ・ア・スケッチ
エッチ・ア・スケッチという名のお絵描きボードがトイストーリーに登場しますが、こちらの元ネタとなったおもちゃは、1958年に同じ名前で製造され、1961年から販売されていました。
Etch A Sketch Classic-Red Drawing Tablet Toys エッチ ア スケッチ マジックスクリーン お絵かきボード
おもちゃの名前はエッチ・ア・スケッチですが、世間では「マジック・スクリーン」と呼ばれて大流行したそうです。
トイストーリー版のエッチ・ア・スケッチも販売されています。
トイ・ストーリー バディフィギュア・2パック ウッディとエッチアスケッチ
バレル・オブ・モンキー
トイストーリー2で、窓からバズ・ライトイヤーを助けようと活躍(?)したバレル・オブ・モンキーですが、こちらも、名前そのままのオリジナルモデルのおもちゃがあります。
バレル・オブ・モンキーは、1966年から販売された、当時大人気のおもちゃでした。
Hasbro Games Barrel Of Monkeys Xl
基本的にはパーティーゲームで、友達や家族とワイワイ遊ぶと楽しいようです。
「算数の計算が正解したらモンキーを繋げられる」などのようにバレル・オブ・モンキーを活用している人もいます。
ミスター・マイク
「トイストーリー」と「トイストーリー2」に登場したミスター・マイクですが、このおもちゃの元ネタとなった本物は、「Playskool Rockin’ Robot」という名前で、1980年代後半から販売されていました。
現在はヴィンテージとして扱われているようですね。
ミスター・マイクを入手するのは少々困難なようです。
トイストーリー●mr.マイク●e●ムービーサイズ●リアルサイズ 303
ヤフーオークションなどで高値で売られていることがあります。
恐竜レックス
トイストーリーに登場する緑色の恐竜レックスは、ディズニー映画トイストーリーが元となっているようです。
というのも、アメリカなどでは昔から恐竜のおもちゃは定番として存在していたのですが、トイストーリーのレックスは、顔がとても印象的です。
なので、おそらくレックスは、当初「実在する人気がある恐竜のおもちゃ」がトイストーリーに登場したのだと思いますが、個性が強かった為、トイストーリーのレックスはもはや、「トイストーリーのレックス」というアイデンティティを獲得したものと言えるでしょう。
レックスのトイストーリー4版が最新モデルとして販売されています。
トイ・ストーリー4 英語と日本語! おしゃべりフレンズ レックス
豚の貯金箱:ハム
豚の貯金箱も、昔からありますね。
貯金箱なので、おもちゃに分類されるかどうかは微妙なところですが、認知度が高い子供向けの貯金箱と言えば、豚の貯金箱と言えるのではないでしょうか。
豚の貯金箱は、英語で「ピギーバンク」と呼ばれていますが、この語源は、豚の「ピッグ(Pig)」ではなくて、素材の粘土名「ピッグ(Pygg)」だったという説もあります。
豚の貯金箱が世界的に流行った当時、ピッグという名のオレンジ色の粘土が安く手に入ったので、お金を貯める入れ物や器などがたくさん作られていたそうです。
現在、見た目は様々な豚に変化していますが、トイストーリーのハムがモデルとなった貯金箱も販売されています。
可愛い 豚 貯金箱 子供 おもちゃ トイストーリー ハム豚(ピンク)
エイリアン
3つ目の黄緑色のエイリアンがトイストーリーに登場しますが、こちらも、バズ・ライトイヤーと同様に、1940年代からあった、宇宙に関心があったアメリカの背景と言えるでしょう。
実は、トイストーリーが制作されている当初、このエイリアンは、ピザ・プラネットにいる、プラスティックのピザでいいのではないかという話があったそうです。
しかし、ただのピザではなく、エイリアンにキャラクターが設定されたのは、アメリカで人気があるピザよりも、エイリアンのおもちゃの方が面白味があったからかもしれません。
それまでのエイリアンのおもちゃというと、あまりかわいらしさはありませんでしたので、トイストーリーのエイリアンも、独自のアイデンティティを獲得したと言えるでしょう。
ディズニー トイ・ストーリー リアルサイズインタラクティブ トーキングフィギュア エイリアンセット
ブルズアイ
ウッディの馬、ブルズアイも、トイストーリーが元になっていると言えます。
トイストーリーが公開される前の時代にも、馬のおもちゃはたくさん存在しており、定番のおもちゃとして人気がありましたが、トイストーリーほどキャラが濃い馬は見当たりませんでした。
まさに、ディズニーは馬のおもちゃにも命とキャラを吹き込んだと言えるでしょう。
トイストーリー ブルズアイ デラックス フィギュア 【約40cm、日本未発売、USディズニーストア】並行輸入品 ぬいぐるみ 英語版
ボー・ピープ
ウッディと相思相愛のボー・ピープは、本物のボードゲーム、もしくは童謡が元ネタとなっています。
童謡の「リトル・ボー・ピープ」は、1805年から存在していると言われており、その童謡をもとにボードゲームも作られているようです。
童謡は今の時代でも子供たちに歌い継がれています。
「リトル・ボー・ピープ」という童謡の歌詞は、羊を探している女の子の様が歌われており、ボードゲームも同様に、羊を探すゲームとなっているようです。
映画トイストーリーに登場するボー・ピープのおもちゃも、トイストーリー4版が販売されています。
トイ・ストーリー4 リアルサイズ ト-キングフィギュア ボー・ピープ (全長35cm)
ちなみに、「ボー・ピープ」という名前の意味は、「ちょっと見てみる」という意味で、「いないいないばぁ」のようなニュアンスがあります。
ペンギンのウィージー
トイストーリーは、もともと「Tin Toy」という名の公開されなかったテレビ番組のアイディアを引き継いでいます。
ペンギンのおもちゃは、既にこのトイストーリーの元ネタとなったテレビ番組に登場していました。
しかし、当時は、音が鳴るペンギンではなくて、ブリキのおもちゃの1つだったようです。
トイストーリーとして物語が書き直された時は、ビンキーという名の光るおもちゃとして描かれていましたが、最終的には音を出すペンギンのおもちゃになりました。
音を本当に出すペンギンのウィージーは、海外で販売されている様子です。