アニメの考察・感想・ネタバレ

【東京BABYLON】は面白い?見どころやタイトルに2021と付いている理由についても

大人気漫画家集団:CLAMPの初期のレジェンド作品「東京BABYLON」

有名な作品なのでご存じな人も多いでしょう。

でも、ぶっちゃけ面白いの?

どう面白いの?見どころが知りたい

アニメ化に際してタイトルに「2021」ってついてるのはなぜ?

今回の記事では、こういった疑問に答えるため、東京BABYLONの魅力等を深掘りしてみました。

東京BABYLONとは

東京BABYLONは、大人気漫画家集団「CLAMP」によって1990年から1993年にわたって発表された漫画作品です。

当時大人気だったファンタジー漫画雑誌「サウス」、「月刊ウイングス」等で連載されていた東京BABYLONは、思春期真っただ中の中二病を患う少年少女を虜にしたレジェンド作品です。

CLAMP先生と言えば「XXX HORIC」や「ツバサ」「カードキャプラーさくら」などの名作を量産していますが、東京BABYLONはそんなCLAMP先生の初期作品にあたります。

原作漫画は、今読んでも30年前に描かれたとは思えないぐらい、古臭さを感じません。

なによりも絵がキレイ。

そして、描写が細やかで端麗です。

東京BABYLONは陰陽師を題材にしています

今でこそ陰陽師系列のオカルトやファンタジー系作品はたくさんありますが、20世紀の末期にこのような題材の作品を、ここまでの耽美なイラストで描かれた作品が他に無かったため、当時を知る私としてはとても印象に残っています。

CLAMP先生の初期作品という意味と、それまでになかった題材を扱い人気も出たという意味でも、レジェンドと呼ぶに相応しい作品でしょう。

【東京BABYLON】がアニメ化!

そんなレジェンド作品「東京BABYLON」が2021年にアニメ化が発表されました。

当時のファンやCLAMP先生のファンからしてみれば、朗報です。

しかし実は東京BABYLON、以前にもアニメ化を果たしています。

1992年には「東京BABYLON A SAVE FOR TOKYO CITY STORY」、1994年には「東京BABYLON2 」としてそれぞれOVAが発売されました。

しかし、この時の内容は、漫画本編とは違ってオリジナルストーリーとして作られたものです。

なので2021年に放送される予定の東京BABYLONは、漫画原作本編の内容が描かれるのか注目です。

ちなみに1993年には実写化も果たしています。

近年漫画作品の実写化が多いですが、そういう意味では東京BABYLONは実写化の先駆け的な位置づけとも言えますね。

【東京BABYLON】は面白い?

結論から言いますが、私の色眼鏡抜きにしても、東京BABYLONはとても面白い作品です。

「じゃぁ、具体的にどこがおもしろいの?」

というお声にお答えしましょう。

 

面白さを語りだすときりがありませんので、代表的な部分を3つあげてみましたよ。

さぁ、あなたも東京BABYLONの魅力の一端に触れてみてください。

面白い見どころ①:キャラクターが魅力的

東京BABYLONは主要な登場キャラクターが少ないです。

しかし、数の少なさを補って余りあるぐらい、個々のキャラクターが立っています。

まず主人公の皇昴流は、高校生なのに日本トップクラスの陰陽師というギャップ!

そのうえ軽く天然で、泣けてくるぐらいの純粋、ピュアボーイです。

そしてヒロイン(?)の桜塚星史郎は、笑顔の優しいお兄さんを装って、腹黒い暗殺者というギャップ!

昴流のことを好きに装って実は何とも思っていない、かと思いきや!という多面性をもつダークなキャラクターです。

そして昴流の姉で紅一点の皇北斗が、場の雰囲気を和ますムードメーカーです。

女性らしく、そして弟思いの可愛いキャラクターです。

まず、基本的なことですが、キャラ被りがありません

というか、被りようがないぐらいにベクトルがみんな違う方向を向いています。

そのキャラ同士の対比が、物語に深みを与えていますね。

面白い見どころ➁:扱う題材がシビア

登場人物がキャラの濃い感じですが、扱う題材はいたって現実的なものが多いです。

老人介護や臓器移植、いじめ、宗教等、社会問題に通じるような内容を取り扱っています。

キャラ立ちに目が行きがちですが、俯瞰で物語を読むと考えさせられる内容が多い印象なので、何回読んでも新しい発見や気づきがあって、ぶっちゃけ深いです。

面白い見どころ③:中二心をくすぐる表現

東京BABYLONのメイン設定は「陰陽師」です。

そう、和製ファンタジー物なのです。

これだけでもそそります。

そのうえ、普通の人間には見えない巨大な何かと戦うその姿は、中二病心をくすぐりまくりますね。

他にも星史郎のダークサイドな一面がチラ見えする場面や、昴流が闇落ちする場面なんかは、闇が濃いほどに光も濃くなるというコントラストが上手く表現されていて、必見です。

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【東京BABYLON】タイトルになぜ2021が付いているのか

今読み返しても断然面白い「東京BABYLON」

2021年にアニメ化が決定したというのは先にも書きました。

ここで注目すべきは、タイトルに「2021」という数字が入っていることです。

なんで?

公式発表によると、「”2021年の東京”を舞台にストーリーが展開していく」とのことです。

令和の東京がメインということは、原作からストーリーのアレンジが多いのでしょうか?

原作の印象が大きく崩れるのが嫌なファンも多いことでしょう。

かくいう私もその一人です。

詳細はまだ公式発表になっていませんが、しかし私が考えるに、きっと原作に忠実に作られると思っています。

(希望的観測も含まれます)

先にも少し触れましたが、東京BABYLONが扱う題材は社会問題が多いです。

20世紀末の社会問題として取り上げられた物の多くは、令和の現代でも同じように「問題」として根強く残っているものも多いのです。

多少の「令和アレンジ」は絶対に入るでしょうが、物語の大筋は原作漫画そのままなんだろうなと考察しています。

まとめ

東京BABYLONは面白いです。

キャラも立っていて、題材のシビアさとの対比が良いギャップを生んで、見ごたえ抜群の作品です。

再アニメ化に際してタイトルに「2021」とついているのは、令和の東京を舞台にしたストーリ―だからです。

さて、どんなアニメになって私たちを楽しませてくれるのか、今から待ち遠しくて仕方ありません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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