大人気映画シリーズ「ターミネーター」の最新作品の公開が発表になっていますが、最新のあらすじ情報が海外で知れ渡っています。
今回は、明らかになったあらすじ内容と、新しく改訂された時系列について解説していきます。
ターミネーターシリーズの時系列(改訂前)
今回のターミネーター・ニューフェイトが公開されるまでは、時系列は以下の通りでした。
1984年 ターミネーター(1984年公開)
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1994年 ターミネーター2 審判の日(1991年公開)
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2004年 ターミネーター3(2003年公開)
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2018年 ターミネーター4(2009年公開)
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2029年 ターミネーター、ターミネーター2の未来のシーン
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2032年 ターミネーター3の未来のシーン
ターミネーターシリーズの時系列(改訂後)
映画ターミネーター・ニューフェイトは、ターミネーター1,2に続く第3作目となっており、時系列は以下のようになりました。
1984年 ターミネーター(1984年公開)
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1994年 ターミネーター2 審判の日(1991年公開)
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2021年 ターミネーター・ニューフェイト(2019年公開)
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2029年 ターミネーター、ターミネーター2の未来のシーン
実は、ターミネーターシリーズでは、「2003年に公開されたターミネーター3」と、「2009年に公開されたターミネーター4」が、ターミネーター2の続編として発表されていました。
しかし、今回のターミネーター・ニューフェイトは、ターミネーター3と4をなかったことにし、ターミネーター3として君臨したと言われています。
The Hollywood reporterによると、ターミネーター2の続編であるターミネーター3と4は、失敗に終わっているそうです。
そして、映画監督でターミネーター・ニューフェイトの脚本家であるジェームズ・キャメロンは、
「ターミネーター・ニューフェイトは、ターミネーターとターミネータ2に直接繋がる続編です。他の映画(ターミネーター3と4)は悪夢だったし、何なら、多元宇宙的ストーリーだったと思ってもらってもいい。みなさんは(ターミネーターの)最後にふさわしい最高な映画(ニューフェイト)を見ることになるでしょう」と言っています。(Cinema Blend)
つまり、もともとの時系列にあった、ターミネーター2以降の、
2004年 ターミネーター3(2003年公開)
↓
2018年 ターミネーター4(2009年公開)
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2032年 ターミネーター3の未来のシーン
という時系列作品と、1984年のパラレルワールド作品「ターミネーター:新起動/ジェニシス」という2015年に公開された映画は、続編としては扱われず、あまり重要視されなくなってしまったのです。
ターミネーター・ニューフェイトまでの流れ
「ターミネーター」と「ターミネーター2」のあらすじをおさらいしてみましょう。
ターミネーター(1984年)のあらすじ
ターミネーターとは、「終結させる者」という意味の言葉です。
2029年の未来では、スカイネットという名の人工知能が人類を絶滅させようとしていました。
しかし、ジョン・コナーという人類の指揮官は、スカイネットに対して反撃を始め、恐れおののいたスカイネットは、ジョン・コナーの存在を抹殺しようと計画を立てます。
スカイネットによるジョン・コナーの抹殺計画とは、過去に戻ってジョン・コナーの母親を殺すことです。
ジョン・コナーの母親であるサラ・コナーを、ジョンが生まれる前に遡って殺してしまえば、ジョン・コナーは未来に存在しなくなるという発想です。
スカイネットは、アーノルド・シュワルツェネッガーが演じる殺人アンドロイド・T-800を1984年に送り、サラ・コナーを殺害するよう命じます。
同時に、未来で人類の絶滅を阻止する指揮官のジョン・コナーは、母親と自分の運命を守る為、兵士カイル・リースにT-800の後を追わせ、母親サラ・コナーを守るよう命じます。
T-800に襲われ、何が起こっているのか分からずに混乱するサラ・コナーでしたが、カイル・リースが数々の危機から助け、事情を説明すると、やがてサラ・コナーはカイル・リースを信じ、2人は恋に落ちるのでした。
しかし、最強殺人アンドロイドであるターミネーターは、カイル・リースが倒しても倒しても崩れ落ちることがありません。
ついには、カイル・リースの方が力尽きてしまいます。
しかし、サラ・コナーはなんとか逃げ、最終的にプレス機でT-800を潰し、自分の命を守るのでした。
サラ・コナーはその後、ジョン・コナーとなる子をお腹に身ごもっていることに気がつきます。
ジョン・コナーは、サラ・コナーとカイル・リースの間の子なのでした。
サラ・コナーは、未来にスカイネットが起こす反乱に備えて、ジョン・コナーを教育していくことを心に決めるのでした。
ターミネーター2 審判の日(1991年)のあらすじ
スカイネットが未来に核戦争を起こすことを訴えていたサラ・コナーは、誰にも信じてもらえず、精神病患者として警察病院に収容されていました。
ジョン・コナーが10歳になった時、T-1000というターミネーターがジョン・コナーを殺害する為に未来からやってきます。
今回は、T-1000からジョン・コナーを守る役として、T-800が未来からやってきています。
大決戦の末に、T-800はT-1000に打ち勝つことができますが、T-800にはスカイネットが開発したプロセッサーが自分の中にも内蔵されていると言い、悲劇を繰り返さない為に、自分は死ぬ必要があると言います。
自分を助けてくれたT-800との別れを、ジョン・コナーは悲しみましたが、未来と世界の為に、サラ・コナーはT-800を処分するのでした。
ターミネーター・ニューフェイトのあらすじを解説
映画ターミネーター・ニューフェイトは、ターミネーター2に直接的に繋がる続編です。
リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーは、ナタリー・レヴェスが演じるダニ・ラモスという女性を、強力な最新サイボーグから守る為に働いています。
ダニ・ラモスという女性は、「Arius Motors」というメカニック会社で働いていますが、今回ダニ・ラモスを狙っている強力サイボーグは、またしても未来から送られた、ガブリエル・ルナが演じる液体金属ターミネーターです。
サラ・コナーは、ダニ・ラモスを守るという同じ目的を持つ増強人間・グレイス(マッケンジー・デイヴィス)と共に戦うのでした。
Heroic Hollywoodによると、なんと、人工知能のスカイネットは、もう存在していないことになっているようで、新しいサラ・コナーの敵は、「レギオン」という名の部隊であるようです。
今までのメインキャラクターの1人であったジョン・コナーは、今回少ししか登場しないそうです。
まとめ
映画ターミネーター・ニューフェイトは、監督の納得のいくターミネーター3として「I’ll be back」した映画なのでした。