ここでは、「SAO」に登場するキリトの過去のトラウマについてまとめています。
キリトが死なせたくなかった人物についてご紹介していきます。
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【SAO】キリトの過去のトラウマは助けたい人を助けられなかったこと
キリトが抱えている過去のトラウマは、「助けたいと思った仲間を助けられなかったこと」です。
SAO内では、プレイヤーの死は現実世界の死と直結しています。
なので、ゲームの中とはいえど油断はできないわけです。
キリトは、SAOに参加したときから様々な人物に出会ってきました。
それは、現実世界で人との関わりがほとんどなかったキリトにとってかけがえのない存在でした。
今でもそれは変わっていません。
アスナやクラインたちとの出会いやダンジョンに挑む際に出会うその場限りの仲間。
誰もがキリトに力を与える存在です。
しかし、運命は時に残酷に動き出します。
目の前で息絶えてしまう仲間も当然いるのです。
「もしかしたら助けられたかもしれない」と思った仲間も多くいます。
けれど、キリトは助けられませんでした。
死なせたくないと思っても、自分の力不足のせいで助けられずに終わってしまう。
その事実がキリト自身を縛り付けているのです。
これは、心の底から愛しているアスナであっても拭い去ることができないほどの大きなしがらみになっています。
【SAO】キリトの過去のトラウマまとめ!
ここからは、キリトの過去のトラウマについてまとめていきたいと思います。
今回は、キリトが最も助けたかった人物をご紹介していきます。
現実世界で不良に絡まれていた同級生
キリトのトラウマの原因とも言えるのが、同じ学校に通う同級生を助けられなかったことでした。
現実世界でコンビニに行った帰り道、キリトは学校の同級生と遭遇します。
小柄な男子生徒を囲んでいたのは、明らかに柄の悪そうな不良集団でした。
キリトに助けを求めるように訴えかけるその目に、助けられる一言を考えます。
しかし、頭には浮かんでいてもそれを言葉に出すことができません。
ただの同級生なら知らないふりをしてその場を去ることもできたのに、それをしなかったのは彼が「SAO」のベータテストに参加していたことを知っていたからでした。
たった数千人にしか参加しないベータテストの中で、同じ学校に通う同級生を見つけることは奇跡に近いことです。
流石のキリトもその事実に驚き、自分から声をかけたほどでした。
夏休みの間だけという短い付き合いでしたが、キリトには充実した時間になっていました。
そんな彼が今自分に助けを求めている。
それを分かっていてもなかなか勇気が出ません。
悩んだ末に出た言葉は、「別に・・・」というなんとも素っ気ないものでした。
彼を置いてキリトはその場を立ち去ります。
あまりにも残酷な選択にキリト自身も後悔していました。
なぜ助けられた状況にあって、助けられなかったのか。
これは、後にキリトのトラウマとして切っても切れないものになっていくのです。
コペル
キリトが第1層の武器入手クエストで出会った少年。
SAO内がデスゲームと化したことで死の恐怖を覚え、他のプレイヤーを蹴落としてでも生きることに重点を置いていました。
キリトにとってはSAO内で出会った初めての人物と言っていいでしょう。
クリアするべく、キリトと共にクエストに挑んだコぺル。
現れるモンスターを倒していく中で、コぺルはMPKを狙おうと試みます。
しかし、安易にモンスターをおびき寄せたことで隙を見せてしまい、そのまま襲われて死亡してしまいます。
キリトは、その様子を近くで目撃していました。
コぺルもキリトとなら大丈夫とどこかで思ったのでしょう。
その気持ちがコぺルを死へと導いてしまったのです。
キリトは、この時初めてデスゲームの恐ろしさを実感したことでしょう。
プレイヤーが死んでしまえば、もう二度と会うことはできません。
初めて出会ったコぺルの死は、キリトに大きな衝撃を与える結果となりました。
サチ
月夜の黒猫団というギルドのメンバーで、槍使いの少女。
キリトを含めて5人のメンバーで活動していました。
キリトは途中からの参加でしたが、初めてのギルド参加に仲間というものを今までよりも深く意識したと思います。
サチもキリトの加入に喜んでいましたが、サチ自身は常に死への恐怖に怯えていました。
デスゲームと化したSAOの中で、自分はそう長くは生きられないとこの時点で悟っていたのです。
自分がいつ死んでも悔いのないようにサチは、時限式録音アイテムに遺言を残します。
その遺言は、サチが死亡した半年後に再生され、その内容は自分が死んだとしても責任はキリトにはないということと、これまでの感謝そしてキリトには生き続けてほしいという願いでした。
サチたちが死亡したことでギルドは崩壊し、キリトは深い絆で結ばれた仲間を失います。
自分だけ生き残ってしまった罪悪感に襲われるキリトですが、サチの遺言によって生き続けることを決意します。
サチたちの死は、キリトに大きく深い傷跡を残す結果になりました。
しかし、彼女たちの死はキリトにとって自分を見つめ直す機会にもなったのです。
ユージオ
ボトムアップ型の人工知能で、キリトとは幼馴染の少年。
長い間キリトと一緒に生活していたこともあり、お互いに固い絆で結ばれていました。
戦いとは無縁の生活を送っていたが、アリスが誘拐された際に助けられなかったことを深く後悔していました。
そのこともあり、キリトと共に修剣学院へ入学し修剣士として過ごすことになります。
学内では、仲間を守るために封印されていた右眼を破るなどしましたが、自身の意思で制御できるまでになりました。
その後、記憶の戻ったアリスとキリトと共に敵に立ち向かいますが、倒されて死亡してしまいます。
死の間際にユージオは「僕の親友、僕の英雄」とキリトに言い残しています。
大親友であり家族同然として過ごしていたユージオの死は、キリトにこれまでにないほどのショックを与えました。
彼の死をきっかけにキリトは心神喪失状態に陥ってしまうのです。
【SAO】キリトは過去のトラウマから解放される!
心神喪失状態になってしまったキリトは、戦うこともできないほどでした。
アスナたちは、何とか元のキリトに戻ってほしいと願いながら献身的に世話をします。
しかし、どんなに願ってもキリトの状態は変わることはありませんでした。
そんな中、キリトを救ったのがユージオでした。
すでに死んでしまっているユージオですが、死後に残ったわずかな記憶の欠片を通じてキリトに語り掛けます。
「思い出はここにある」というユージオの言葉と共にアスナたちの想いがキリトに届きます。
キリトはユージオに問います「もう一度歩き始めてもいいのか」
親友を死なせてしまった後悔と罪悪感で心を閉ざしてしまったキリトは、親友の死をなかったことにして歩き出すことが怖かったのです。
自分のせいでユージオを死なせてしまった、自分が代わりに死んでしまえばよかった。
その思いからずっと抜け出せなかったのです。
しかし、ユージオの言葉はキリトの心を強く打ちます。
自分がしてしまったことを肯定してほしいのではなく、キリトは親友であるユージオに赦してほしかったのです。
赦しを得ることでもう一度歩き始めることができるのだと思っていたのでしょう。
しかし、ユージオは自分が死んだことをキリトのせいだとは思っていません。
なので、赦しを与えるというよりも今共に歩んでくれる仲間の声を届けたのです。
これにより、キリトはトラウマから解放され心神喪失状態からも復活することができました。
そして、その後の戦いでユージオの言葉はキリトに大きな力を与える結果となったのです。
まとめ
ここまで、キリトの過去のトラウマについてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか?
作中の主人公であるキリトには、様々な壁や困難が待ち受けています。
その中でも仲間を失うことは、彼にとって大きなしがらみになってしまうものなのだと知ることができました。
常に死と隣り合わせの世界で生きなければならないキリトたちにとって、仲間を失うほどの恐怖はないと思います。
その中で強く生きようとするキリトたちの今後が楽しみです!