大人気VRMMORPGアニメ「SAO」
この「SAO」システムの生みの親は茅場晶彦です。
アニメ「SAO」シリーズ初期のラスボスだった茅場の本当の目的とは?
初期で死んだはずの茅場は、実は生きている?
今回の記事では、「狂気」量子物理学者にして、かつてのラスボスである茅場晶彦について深掘りしてみました。
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【SAO】茅場晶彦とは
©川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス
引用元:「ソードアート・オンライン」公式サイトより
茅場晶彦は、VRMMORPG(仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム)「ソードアートオンライン」の開発者であり、ゲームマスターです。
そして、SAO事件の首謀者でもあります。
SAO事件とは、ソードアートオンラインにログインした10000人のプレイヤーをゲーム内に閉じ込め、クリアできるまで脱出させないという事件のことです。
そしてゲームオーバーは「死」だったのです。
結果、4000人の死者を出すことになった前代未聞の大事件として語り継がれることになります。
そして、茅場はSAO事件のラスボスとしてキリトと対決し撃ち負けてしまいます。
こう書くと、茅場はさぞかし凶悪なマッドサイエンティストのような雰囲気に感じますが、そうとも言い切れない一面もあります。
SAO事件はデスゲームの様相を呈しましたが、プレイヤー達のリアル本体への医療体制確立を指示したり。
ゲーム内では一定以上のレベルであればクリアできる設定にしたり。
最終的に、キリトとアスナは現実世界へちゃんと還してあげたり。
本当のデスゲームを望んでいるのであれば、もっと悲惨な設定にもできたであろう場面でも、一定の筋が通っている行動が散見しています。
なぜ?
それは、茅場の目的が「異世界へのダイブ」そのものだったからなのです。
【SAO】茅場晶彦の目的は異世界を作り上げることだった
茅場は幼いころから「異世界」に強いあこがれを抱いていました。
その気持ちは色あせることなく大人になり、量子物理学の世界に足を踏み入れた後もその頭角をめきめきと表し、いつしか「天才量子物理学者」と呼ばれるようになります。
そんな彼が、自身の夢を叶えるために開発したシステムが、仮想空間へフルダイブできるタイプのものでした。
このシステムはソードアートオンラインに採用され、以降SAOシリーズにも流用されていきます。
そんな彼の行動のすべては、自身が異世界へダイブするためのものだったのです。
その行きついた先の発端が「SAO事件」と言われています。
一見狂気的な開発者の自己実現の押し付けのような行動に見えますが、幼少期の純粋な夢を現実にしたいがために、わき目もふらず、まい進した結果だったのではないでしょうか。
彼の言葉「これはゲームであっても遊びではない」が、すべての裏付けに思えてなりません。
【SAO】茅場晶彦の功績を継ぐ菊岡誠二郎の目的
茅場の開発したシステムは、SAO等のゲームの世界だけではとどまりませんでした。
総務省仮想課職員である菊岡誠二郎は、実は陸上自衛隊の自衛官です。
菊岡は、VRMMO技術を自衛隊の任務へ応用できないかとかねてから目を付けていたのです。
その目的は、自衛隊の兵器に茅場が開発したシステムを応用し、隊員の負担を減らしたいと「プロジェクト・アリシゼーション」を開発していたのです。
最終的には、日本独自の技術基盤で無人兵器を運営し、アメリカ主導の軍事システムから脱却をはかりたいと狙っています。
【SAO】茅場晶彦の功績を継ぐ凛子の目的
茅場の元恋人である神代凛子は、茅場から託されたシステムを元に、医療用高精度フルダイブマシン「メディキュボイド」を設計・開発しました。
その技術が、人間のフラクトライトに直接アクセスできるシステム「STL」の開発へと繋がっていきます。
【SAO】茅場晶彦はニエモンとして生存!
SAO事件の最後に死亡した茅場でしたが、システムの中でデジタルゴーストとして生きていました。
魂はデジタルの海を行き来していた茅場でしたが、アンダーワールドを管理運営している施設である「オーシャンタートル」が爆破されかけたときに、ロボット「ニエモン」に憑依してその危機を救いました。
しかし、そのニエモンも、ガブリエルが死亡し、オーシャンタートルの原子炉を利用して爆破されそうになった時に、電源が落ちていました。
元恋人であった凛子は、茅場がニエモンの中に再生していることに感激しながらも、茅場が2度死んでしまったことを悲しく思っていたはずです。
ですが、実際には、茅場のデータが入るニエモンの元へ駆けつけたラースのスタッフは、ニエモンの姿を見つけることができませんでした。
ニエモンに入った茅場は、まだ生きているのでしょうか?
【SAO】茅場晶彦は生きている?
VRシステムの根幹である「ザ・シード」は、茅場がキリトへと託したものです。
「ザ・シード」パッケージはあらゆるVRモノに相互連結しています。
その目的が未だに明らかになっていないと凛子は気づきます。
つまり、茅場が目的を達成せずに死ぬはずがないと思っているのでしょう。
さらに、比嘉は、キリトのフラクトライトをコピーしていましたが、キリトのコピーも、初期化されかねないアンダーワールドを救うためには、茅場晶彦と接触することが必要だと言っていました。
ニエモンの死んだ体が発見されなかったことに加え、凛子が茅場の目的考察をしたこと、キリトが茅場と再会したがっていることは、茅場晶彦がまだ生きている可能性を濃厚なものへとしていきます。
そして、さらに比嘉も、キリトのコピーと茅場晶彦が交わるその先を見てみたいと言っていました。
これは、間違いなく茅場晶彦がどこかに存在していると確信していいでしょう。
仮想現実を作った天才、仮想現実を最も愛したとも言える男が、簡単に夢をあきらめきれるとは思えません。
フラクトライトなどの技術を使って、あれやこれやと準備を進めているはずです。
キリトはもはや、茅場晶彦に敷かれたレールを歩いている、歩かざるをえなかったと言えるでしょう。
茅場晶彦。
恐ろしい天才は生きているはずです。
【SAO】茅場晶彦の最終的な目的とは?
「今はまだ隔てられている二つの世界をつなぎたい」
リアルワールドつまり現実世界と、茅場自身が漂っている仮想空間とを自由に行き来できるようなシステムの構築です。
もともとは、SAO事件の舞台となったアインクラッドで真の異世界を作ることが目的だった茅場。
しかし、アインクラッドで過ごすうちに、その目的は進化を遂げ変化することになります。
もっともっと、SAOだけではとどまらず、仮想世界は広がっていくと、茅場は悟ることになります。
そうして、かつての自分も含め窮屈な現実世界から解放されたい多くの人々の意志や思いを具現化する世界を目指しているのでしょう。
まとめ
茅場喜彦は、単なる狂気的な科学者ではありませんでした。
ただ純粋に異世界に憧れ、異世界にダイブしたい、そのためにシステムを開発し自身でダイブした、まさに行動の人だったのです。
その行動が後のすべてのVRMMOに通じていくのですから、天才具合が伺えますね。
電脳世界から、その本当の目的を果たす日を心待ちにしていることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。