最終局面を迎えたアリシゼーション編ですが、物語の最後には、キリトとアスナにとんでもない展開が待ち受けています。
そしてそれは現実世界でも波乱を巻き起こす展開となっていますが、ここでキーパーソンとなるのが、アスナの母親です。
今回は、アスナの母親がなぜ重要な人物なのか、そしてアスナと母親の二人が違う選択をして、現在に至っていたらどうなっていたかを考察していきます。
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【SAO】アスナと母親には壁があった(アニメ2期)
アニメ2期のマザーズロザリオ編では、アスナと母親の間に深い溝がありました。
アスナは現実世界では、名家に生まれたお嬢様です。
母親としてはアスナをエリートとして育てたいという思いが強くありましたが、アスナはその生き方にずっと疑問を感じていました。
加えて、SAOの中でキリトたちと出会ったことによって、いままで押し付けられていた世界とは全く違う、自分の居心地のよい落ち着ける居場所を見つけます。
その結果、エリートにしたい母親と、自分らしく生きたいアスナとの間に大きな溝ができ、親子間はぎくしゃくしてしまいます。
そんな教育熱心なアスナの母親なので、もちろん仮想世界のことはあまり良く思っていません。
夕食に遅れた時なんて、アミュスフィアを引っこ抜いて、ALOを強制シャットダウンさせる鬼ママっぷりです。
二人の会話や行動から見て分かることは、母親にとって、アスナがアスナらしく生きることは大事ではないということです。
大事なのはあくまでキャリアだと考えていて、すべては将来のためと言って、今のアスナの気持ちには聞く耳を持っていない状態でした。
ここまでくるともはや親子らしさがないと言うか…
子供のやりたいことや可能性を潰しているようで、見ていて胸が苦しくなってしまいます。
【SAO】アスナと母親は和解する(アニメ2期)
ALOの中で出会ったユウキの力添えもあり、アスナは母親ときちんと向き合うことを決めます。
そして今の自分の気持ちを伝えるため、さらに見せたいもののためALOの中に母親を招待します。
しぶしぶ承諾した母親は、アスナと共にALOの世界にダイブします。
そこでアスナは、母親に雪景色を見せます。
その景色は、母親の実家の景色のようで、アスナの母は思わずハッとします。
そして、アスナの祖父つまり母の両親から言われた言葉を、アスナは母親に話します。
アスナの祖父はすでに亡くなっていますが、アスナの母が偉くなって立派な人生を歩んでいることをとても誇りに思っていたそうです。
だからこそ、「疲れた時や立ち止まりたい時、いつでも帰って来られる場所でありたいと思っていた。」と祖父の想いを伝えると、母親は思わず涙をしてしまいます。
頑張り続けていた母だからこそ、優しい言葉を通して祖父からの愛情を感じたのだと思います。
そして、アスナも自分自身の言葉で、誰かを支えられる人間になりたいということを母親に伝えます。
このやり取りを通して、アスナの母親は、娘の気持ちにきちんと向き合うことになり、キャリアだけがすべてという気持ちに変化が現れます。
【SAO】アスナと母の和解が後々重要となる
AOLの中で、アスナと母親が和解していたことが、アリシゼーション編のラストでは、とても重要になります。
※ここからは、アリシゼーション編のラストに関わるネタバレを含まれますのでお気を付けください。
キリトは意識が復活したのち、アスナを連れて、アリスを追いかけます。
しかしその時、オーシャンタートルを占拠している敵によって、アンダーワールドが限界加速フェーズに突入することになってしまいます。
それは、現実世界の20分が、アンダーワールド内での200年になってしまうかなり危険な状態でした。
つまり、取り残されてしまうと、200年もの月日をアンダーワールドの中で過ごさなければいけなくなってしまうということです。
そんな大ピンチの中、キリトは菊岡から、システムコンソールを使い、自力でアンダーワールドからのログアウトをするよう伝えられます。
しかし、アリスを現実世界に逃がすことを優先した故に、時間内のログアウトがかないませんでした。
アンダーワールドで、200年の時を過ごすことになったキリトとアスナ。
そんな状態になってしまったことを、キリトとアスナの親は知ることになります。
人間としてありえない時間経過を過ごしてしまったことに対して、アスナの父は大激怒。
子供が危険な目にあっていたので、気が気ではないのは分かります。
即日告訴という話になったときに、それを止めたのはなんとアスナの母親でした。
母親は、今のアスナの姿は、大切なものを守るための行動だと感じ、「私は娘を信じています。」といって、アスナが目覚めるまで待つことを決めます。
母親が状況を受け止め、娘の気持ちを思いやる発言ができたのは、アスナとの関係修復がされていたからだと思います。
【SAO】あの時アスナと母が和解していなかったらどうなっていたか考察!
おそらく母親との関係が修復してなかったら、信じて待つという展開にはならなかったと思います。
和解がなければ、即日告訴をされていたのはまちがいないですし、アンダーワールド関係者には二度と会わせてもらえなかったと思います。
もちろん、大好きなキリトにも二度と会わせてもらえなかったはずです。
和解がなかったら、アスナにはずっと親の決めたレールの上を生きる人生が待っていたのではないかと思います。
それは、アスナにとって生きた心地のしないものであることは間違いありません。
なので、あの時母親と和解ができていて本当に良かったと思います。
まとめ
アニメ2期でアスナが自分の気持ちをきちんと母親に伝え、分かり合えたシーンは本当に感動しました。
ずっと、抗えない環境の中にいたアスナにとって、それはとても勇気のいる行動だったと思います。
自分の力で想いを伝え和解ができたことで、今度は母親がアスナを見守ってくれる強い味方になったのではないかと思います。
アニメでのアンダーワールド編もクライマックスに差し掛かっているので、アスナの母親のシーンがどんな風に描かれるのか期待して待ちたいと思います。