「宝石商リチャード氏の謎鑑定」は、リチャードと正義が人々の心の傷につながる宝石に関わっていく物語ですが、2人の距離はどんどん縮まっていきます。
彼らの気持ちは友情なのでしょうか?
それともそれ以上なのでしょうか?
深堀りしてみたいと思います。
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【宝石商リチャード氏の謎鑑定】恋愛要素はあるのか?
まずは、「宝石商リチャード氏の謎鑑定」に登場する恋愛要素について見てみたいと思います。
正義と谷本しょうこの関係
中田正義と谷本晶子は同じ笠場大学に通う同級生です。
学年は2年生ですが学部は違って正義は経済学部、晶子は教育学部です。
二人が初めて出会うのは高田馬場駅付近にあるとある交差点です。
正義と友人の下村春良が横断歩道で信号待ちしていると、向う側の歩道に杖をついた足の悪そうな老人が立っています。
信号が青になり渡ろうとしているところに晶子が現れ「大丈夫ですか?さあ捕まって下さい。」と老人の手を握り引率しようとしますが、「ありがとね」とニヤッと笑う老人に戸惑う晶子。
とっさに正義は「おじいさん俺が送りますよ。俺の手をしっかり握ってください。」と、晶子が驚いて手を離した瞬間に自分が引率しようとします。
正義はこの老人がいつもこの交差点で身体が弱い振りをして親切な若い女性を狙っているのを知っていたのです。
老人は思惑が邪魔されたので、凛とした姿勢になりそそくさと走って逃げていってしまいます。
正義は「困っているように見える奴にも善良なやつとそうじゃないやつがいるから、気を付けた方が良いと思うよ。」と忠告しますが、目が合った瞬間正義の顔が赤らみしどろもどろになります。
晶子は「そうですよね?でもどうやって見分けたら良いのかしら?」と素朴に疑問を返しつつ、自己紹介を始める晶子に、正義も照れながら自己紹介を返します。
「本当に正義の味方だね。ありがとうセイギ君。」どうやら晶子に一目ぼれしたような様子です。
後日二人は朝の教室でバッタリ出会います。
鉱物図鑑でルビーのヒートについて調べている正義に晶子は「それ鉱物図鑑でしょう。正義君は石好きなの?」と話しかけます。
正義が「俺宝石店でバイトしてるんだ・・・でもわかんないよね?」と話した瞬間、晶子は真剣なまなざしに変わり、マニアックで詳しい知識を披露します。
驚く正義に、晶子は顔を赤らめますが、もっと石の話を聞きたいと言う正義の言葉に嬉しくなり、「また話そう」と言い去っていきます。
戸惑う正義に下村は、「また連絡先聞きそびれたな。」と正義を冷やかすのでした。
この件だけでも正義は晶子に気があるのは間違いありません。
今後、共通の話題も出来ましたし盛り上がりそうな気配がします。
【宝石商リチャード氏の謎鑑定】正義とリチャードとの関係はBLなの?
物語が進むに連れ、リチャードと正義の関係が、友情以上と感じている方も多いようです。
2人の関係を深堀りしてみました。
リチャードと正義の出会い
夜道で酔っ払いのサラリーマン4,5人に絡まれているリチャードのところを正義が通りかかります。
警察を呼んでいるフリをして、酔っ払いを追い払う正義。
「大丈夫ですか?」と声をかけるも、リチャードが外国人であることに戸惑う正義でしたが、流暢な日本語でお礼をいうリチャードに驚く正義。
そしてリチャードの姿に一瞬息を飲みます。
リチャードは名詞を渡しジュエリーエトランジェであることを明かします。
正義はリチャードが宝石の鑑定をするかどうか訪ね、リチャードは、いつでも電話してくださいと言い残して、タクシーに乗りその場を立ち去ります。
これが二人のはじめての出会いの場面です。
リチャードの気持ちを考察
リチャードの気持ちは「正義は大切で貴重な存在。」言えます。
リチャードの祖母はスリランカ人ですが本人はイギリス人です。
ですので移民の末裔であります。
そうなると生きていく為の境遇として誰が味方で誰が敵となり得るかにはとても敏感で慎重にはなると思われます。
そして人種問わず平等に接することも、騙し合いの横行する宝石業界での商売だけでなく生き抜く上で重要になってくる筈です。
それは正義をバイトとして雇った際の雇用契約書の約款にも記されていますが正義に助けられ、鑑別の依頼を受けた際に自分を信用したことや本当の事実を話したことで、正義を信用にたる味方になる存在であると気づいた思われます。
でなければ「リチャード」とファーストネームで呼ばせたり、日本という異国地で専門知識が要する仕事にずぶの素人である正義に自分の店で働くことを打診する筈はありません。
正義の素養を見抜いたリチャードは自分の仲間になる様に引き寄せるのです。
祖母のサファイヤの持ち主に神戸まで会いに連れていったり、帰りに肉まんのお土産を渡して母と話してくるようにと諭す辺りは、まるで身内以上の気づかいです。
そしてリチャードは本気で正義を育てようとしています。
正義に「過激派」と呼ばれるくらいこだわりのあるソウルフードの「ロイヤルミルクティー」のレシピを伝授し作らせたり、常に宝石の専門知識についても問いを与え、自分で調べ考えさせるように仕向けています。
リチャードにとって正義は貴重で必要な存在であると思われます。
正義の気持ちを考察
正義の気持ちは「リチャードに魅せられた正義」言えるようです。
正義はリチャードに対して憧憬を感じています。
それはそれは紳士で公平な振る舞いと身体的魅力、そして宝石商としての実力です。
アニメでは初対面の印象を表情だけでサラッと描写していますが、原作に初対面の印象についてこう記しています。
断言する。今までかつてこんなに美しい人間に、俺はお目にかかったことがない。
甲高の頬、通った鼻筋、ゆるい癖のある金髪、なめらかな白い肌。
瞳には青の濃淡があって、いつまでも見つめていられそうだ。
全てのパーツを世界で一番美しい人間から集めてきて、奇跡的なバランスで調和させたような生き物だった。
時間や、空気や、ほこりの粒子まで、この人間の周りでは違うリズムで流れている。
いわゆる本気で信じるところだった。
人助けから始まる運命のなんちゃら―もし相手が女性なら。
と表現しています。
なので別れ際「こんなチャンスは今しかないかもしれない。」という感情が湧き「リチャードさんは、宝石の鑑定の仕事もするんですか。たとえば、指輪とか…」と尋ね、リチャードから「いつでも電話して下さい。」という次につながる言葉を引き出せたのではないでしょうか。
宝石商としても祖母の指輪を渡した時「こういった貴重なものは、普通、初対面の人においそれとは托したりしないものです。」と語るリチャードを、信用に足る人間であることを理解します。
そして祖母のサファイヤ鑑別の結果を説明する時に「この指輪は盗品の可能性があることはご存じですか?」と見抜かれたことにより、実力も本物だと確信し、この人には嘘は付けないと、始めは適当な理由をつけていたのを訂正し、祖母と母の生い立ちや指輪についての逸話を話始めるのでした。
そしてリチャードに心を開いた正義は「この人についていこうと。」思ったのではないかと思われます。
正義とリチャードの関係についての考察まとめ
「他人から師弟そして仲間へ、それからその先は…。」
二人は偶然の出会いではありますが、会った瞬間から言い様の無い、お互いを引き合うような何かを感じていた筈です。
そうでなければ二度目の出会いを誘う行為や、実際に行動に移すことは無かった筈です。
理屈で言えば出会いの事件だけで終わりでも何もおかしくは無いからです。
名刺を渡して何かあればと言う必要もないですし、鑑別をするなら別に他の誰かでも良かった筈です。
良いきっかけとはなったのでしょうが「何か」があったからこその縁が続いたのです。
突然ですが、そもそも「プラトニックラブ」とは本来は同性愛のことを指します。
異性間の快楽のためでは無い、ストイックなインターコースのことを指し示す言葉です。
そう言う意味で、憧憬と尊敬と信頼で繋がって行動を共にし、お互いに相手を思い計る行動する両者は師弟関系を超えた「プラトニックラブ」と言って良いのかもしれません。
リチャードと正義との関係と似ているなと思うのは、古代ギリシャの哲学者ソクラテスとプラトンの関係です。(実際に2人は師弟関係であり、インターコースがあった関係です。)
この先宝石を巡る物語を追って行動を共にするうちには、言い様の無い深い情動が芽生えてきます。
アニメで描かれているように、物語はあくまでも、二人は仕事を通じた師弟関係であることに終始します。
「リチャードは俺に優しいし本当によくしてくれた、俺もリチャードのことは兄貴みたいに思っています。本当の仲間じゃないって思ったことは一度もありません。」
という言葉もありますが、周辺から見ると二人の「愛」を感じるようです。
原作ではこの先関わる人達から「衝撃的」なことが語られたりします。
世の中の「LDBT」について公平に扱う風潮が2話のエピソードにも表れていますので、この先の本編を楽しみにしていて下さい。
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