プロフェッサーXの息子レギオンが主役となるテレビドラマシリーズのファイナルシーズン3が日本で放送されます。
映画X-MENシリーズには登場しなかったプロフェッサーXの息子レギオンですが、「レギオン」は映画X-MENシリーズのスピンオフ作品です。
今回は、プロフェッサーXの息子のレギオンの名前の意味や特殊能力などについて深掘りしてみたいと思います。
プロフェッサーXの息子レギオンの名前の意味と由来
プロフェッサーXの息子レギオンの名前は、英語で「Legion」と表記します。
Legionとは、「軍隊・軍団」などの意味を持ちますが、「○○と同じような人は大勢いる」という使われ方をすることがあります。
どうやらレギオンの名前は、「レギオンみたいな人はたくさんいる」という意味で名づけられたようです。
ちなみに、レギオンはデヴィット・(チャールズ)・ハラーという名前を持ちます。
プロフェッサーXの息子レギオンの生い立ちとキャラクター
レギオンことデイヴィット・ハラーは、原作コミックの中で、プロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア)とガブリエル・ハラーの間に生まれ男性です。
原作コミックの中で、プロフェッサーXは、組織的な大量虐殺を生き延びたガブリエルという女性を助け、ガブリエルが回復する最中に恋に落ちます。
しかし、プロフェッサーXとガブリエルは別れることになりますが、ガブリエルのお腹の中には2人の息子レギオンが既に宿っていたのでした。
プロフェッサーXは、自分に息子がいることを知らない設定になっています。
レギオンの生い立ち
原作コミックによると、レギオンは、実の母ガブリエルと、育ての父親であるダニエルによって育てられました。
しかし、テロリストに家族を攻撃され、父親が傷つけられたことで、レギオンは怒り苦しみ、ミュータントとしての特殊能力を発揮することになります。
レギオンはテロリストたちを殺し、憎悪極まるミュータントとして人格が形成されていきます。
レギオンが10代後半になると、自閉症らしき症状が発症し始め、母親のガブリエルは、レギオンが自閉症よりも重大な病気に侵されていることに気がつきます。
手を尽くしたものの息子レギオンをどうにも助けられない母親ガブリエルは、医師であるモイラに助けを求めます。
モイラも手を尽くしたものの、レギオンの特殊能力の暴走は収まらず、レギオンがプロフェッサーXの息子だと知りながら、プロフェッサーXに助けを求めるようになります。
プロフェッサーXは、レギオンを助ける過程でモイラやレギオンの意識にテレパシーで入り込み、レギオンが自分の息子であることを知るのでした。
レギオンのキャラクター
レギオンは、統合失調症を患うミュータントというキャラクターとしてテレビドラマシリーズに登場しています。
強力な特殊能力を持ちながら、精神病に侵されていることで、問題を世界に巻き起こす問題児という扱いです。
レギオンにつけられた病名は、統合失調症ですが、他にも「緊張病」や「解離性同一性障害」という病名を付けられています。
ですが、実際のところは、過去の幼少時代に体験したテロ事件による心の傷に苦しむミュータントなのでした。
プロフェッサーXの息子レギオンの特殊能力
プロフェッサーXの息子であるレギオンの特殊能力は、父親であるプロフェッサーXと同じように「テレパシー」という意識を操ることができる能力です。
テレパシー能力を使うことで、レギオンは他人の考えや意識を読み取ることができます。
しかし、レギオンは自分の特殊能力の使い方をプロフェッサーXのようにマスターしていないので、人の意識と自分の意識が混同してしまい、結果として他人の意識を自分の中に取り入れてしまいます。
これは、一般的には、レギオンは他人の人格を吸収すると表現されています。
このテレパシーという特殊能力をコントロールできないレギオンは、人を殺したいと考える人の意識までをも自分の中に取り込んだことで、その攻撃的な意識を自分だと思い込み、暴走してしまうのです。
その為、世間的には「超問題児」とされてしまいます。
その後、自分を段々とコントロールできるようになるレギオンなのですが、最悪なことに、レギオンは世界征服を企んでいる「シャドウキング」という悪い奴の人格までもを自分の中に取り込んでしまい、実質上とり憑かれた状態になってしまいます。
X-MENたちは、世界最強の悪と化したレギオンと戦うことになり、最終的には、レギオンを倒すことになります。
X-MENというスーパーヒーローチームに倒されたレギオンは、意識である自分自身がなくなり、昏睡状態となってしまうのでした。
まとめ
プロフェッサーXの息子のレギオンは、父親と同じ、テレパシー系の意識を操る特殊能力を持っていたのでした。
しかし、その特殊能力をマスターすることができず、悪の意識を取り込んでしまうことで最強の悪になり、表舞台に立つスーパーヒーローになることができない「影の領域」という意味を持つレギオンという名前が付けられていたのでした。