アニメ「サイコパス」には、公安局局長が登場していますが、3期では名前が細呂木に変わっていました。
今回は、局長の正体や、局長が死なないことについて、また、名前が変わっていることの考察についてまとめてみました。
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【サイコパス】局長とは
「サイコパス」は、公安局刑事課がメイン舞台となっている物語ですが、公安局には局をまとめている長がいます。
サイコパス1期、2期では、禾生壌宗(かせい じょうしゅう)という名の女性が公安局局長を務めていました。
局長は、局の長なので、基本的には下っ端の刑事と話をすることはあまりありませんが、重要な事件の捜査をしている時など、必要であれば、局長室に呼んで秘密の話をすることがあります。
サイコパス第1期では、宜野座伸元が監視官だった頃に、局長はよく話をしていました。
第13話では、局長が「宜野座くん、私は君という男を高く評価している」と言い、通常の監視官は閲覧することができない機密情報を見せています。
また、常守朱は、突然現れたドミネーターに導かれて、シビュラシステムの全貌を知ることになりました。
その後、局長の正体を理解したようで、2期の第3話では局長に敬語を使わずにシビュラとして話をしています。
このように、禾生壌宗 局長は、自分たちにとって重要な人物と見なす際には、直接話をし、真実や公開されていない情報を提供することがあります。
【サイコパス】局長の正体
局長の正体は、シビュラシステムが保有している人型デバイスです。
シビュラシステムとは、免罪体質者で犯罪者・潜在犯の、247名の脳みそがかき集められて機能しているバイオコンピューターですが、局長はそのバイオコンピューターの一部です。
しかし、シビュラシステムの実態は、「脳」の部分しか保有していないので、先進技術で義体を作り、そこにシビュラシステムが保有している脳を埋め込んで、人間であるかのように動くことができます。
その、シビュラシステムの脳が人間の義体に入って、普通の人間に見える状態が、局長の姿です。
通常、サイコパス1,2期では、名前を「禾生壌宗」と名乗っています。
シビュラシステムには、たくさんの脳が保存されていますが、局長に埋め込む脳を、シビュラシステムに取り込まれている他の脳に変更すれば、禾生壌宗 局長の姿で、他の人物が人間のように動き回ることができます。
例えば、1期の第17話では、以前シビュラシステムに回収された、藤間幸三郎の脳が局長の体に設置され、藤間幸三郎は局長の姿で槙島聖護と再会を果たすことができました。
また、サイコパス2期では、東金美沙子という犯罪者の脳を局長の義体にセットし、局長を演じていました。
このように、局長は義体なので、見た目はいつも同じ禾生壌宗ですが、中身の脳を入れ替えることで、他の人物が局長に成り代わることが可能なのです。
【サイコパス】局長はボロボロになっても死なない
局長は、義体であり、脳はシビュラシステムの一部なので、基本的には死ぬことがありません。
例えば、サイコパス1期の第17話では、藤間幸三郎のシビュラ脳が、局長の義体に入っていました。
そして、藤間は、槙島聖護に、シビュラシステムの一部になることを誘います。
しかし、槙島聖護は、シビュラシステムの一部になることを拒否します。
槙島聖護は、藤間幸三郎の脳が入っている局長の殴りつけ、ボロボロにして壊し、脳まで破壊したようです。
こうして、藤間幸三郎としての局長は、死亡しましたが、そのすぐ後の第18話では、壊された局長の義体が回収されると同時に、すぐに新しい禾生壌宗 局長が、何もなかったかのように登場します。
つまり、局長の義体は何個でも作れ、中に設置する脳はシビュラシステムの中からいくらでも選べるということなのでしょう。
そのため、局長はある意味、死なないと言えるでしょう。
【サイコパス】3期で名前が細呂木晴海に変わった局長について考察
興味深いのは、サイコパス3期に登場した局長の名前が変わっているということです。
局長の見た目は、今までと同じく禾生壌宗でしたが、名前が細呂木晴海に変わっています。
今まで、中身の脳が他の人物の脳に変わることはありましたが、局長の実態は機密条項であるため、中身が変われども、禾生壌宗という名が変わることはありませんでした。
しかし、3期の第1話では、霜月課長が「細呂木局長」と呼ぶ姿があります。
しかも、霜月課長は、新任監視官である慎導灼とイグナトフ監視官の前でその名を呼んでいるので、霜月課長だけが、局長の中身を知って、細呂木局長と言った訳ではないようです。
3期で局長の名前が細呂木に変わった理由は何なのでしょうか?
局長について考察できるのは、今のところこちら↓のようです。
- 慎導灼の父親、篤志が局長に入っているという考察
- 細呂木局長は、シビュラではなく本物の人間という考察
1つずつ見ていきましょう。
慎導灼の父親、篤志が局長に入っているという考察
慎導灼監視官の父親は、灼と同じ厚生省に配属となっていることが、慎導灼の発言から分かっています。
さらに、サイコパス3期のオープニングでは、慎導篤志と思われる人物が、シビュラシステムの上に立っているシーンがあります。
このことから、公安局局長の義体には慎導篤志が入っていて、名前が改められたのではないかという考察ができます。
でも、この線だと、中身の脳が変わっただけで、なぜ公表する名前まで変える必要があったのかという疑問が残ります。
細呂木局長は、シビュラではなく本物の人間という考察
3期に登場する細呂木局長は、実は、今までの「シビュラ脳+義体」の局長ではなく、完全生身の人間の局長であるということも考察できます。
名前が変わっているということは、局長の交代が正式に執り行われたと考えても不思議はないでしょう。
しかし、この線だと、では、なぜ見た目が前の局長のままなのか?という疑問が残ります。
追記↓
第7話にて、細呂木局長がシビュラシステムに接続しているシーンが登場しました。
なので、細呂木局長は人間という線はなくなりましたね。
局長についての最終的な考察
局長の名前が変わっている理由について考察してきましたが、どちらの線でも、疑問が残ってしまいます。
その疑問とは、
- どうして公の名前を変える必要があったのか
- どうして名前が変わっているのに、見た目が同じなのか
という2点です。
この疑問を解消するべくさらなる考察をしてみました。
あくまでも考察です。
局長の名前が変わっている理由に納得できる考察として浮かび上がったのは、「3期の世の中は、局長の正体を知っているのではないか」ということです。
サイコパス1,2期では、局長が人間ではなくシビュラであることは機密条項となっており、公安局内部の人間ですら、周知していませんでした。
このままの状況で局長の名前が変わったことを考えると、どうしても納得できる答えを探すのが難しいのですが、仮に、「公安局は世間に、局長の正体がシビュラであることを既に公開している」と考えると、妙に納得できる部分がありませんか?
例えば、局長の正体が、シビュラであることが世間に知れ渡る。
例えば、局長の正体が世間に知れ渡った理由は、常守朱監視官が指示したから。
例えば、局長の正体がシビュラであることを世間に公表すると同時に、国民に投票で局長となる脳を選ばせたのだとしたら?
そしたら、局長の義体をそのままに、選挙当選者の名前に変わり、世間がそれを周知している・・・という状況があっても、おかしくはないですよね?
さらに、国民に局長となる脳を選ばせるためには、「良い脳」がシビュラシステムの中に必要であった。
そこで、慎導篤志の脳がシビュラシステムに取り込まれたのだとしたら?
常守朱が拘束されている理由は、これら一連の出来事に関わっていたからなのでは?とまで憶測が広がっていきます。
まぁ、実際には、局長を選挙で決めるということはないでしょうから、「公安局内で、選出しました」と、シビュラシステムの真髄には触れずに、サラッと局長の正体を世間に公表したのかもしれません。
もしくは、全くの見当違いかもしれません(汗)。
しかし、局長の名前が変わったことが、新任監視官に普通に話せるレベルになっていることを考えると、局長の正体が世間に公開されていると考えてもおかしくはないと私は思うのです。
実際のところはどうなのでしょうね。
まとめ
局長の正体は、犯罪者・潜在犯の脳をかき集めたバイオコンピューターの一部。
義体で脳を入れ替えることができるので、基本的には死なない。
というか、何度でも復活できる。
また、3期で名前が細呂木に変わっているのは、
①新しい人物の脳が局長の義体にセットされている。もしくは、
②細呂木は本物の人間。という考察が可能。
そして、最後に、もしかすると、局長の正体は世間に発表されていて、局長の交代が必要とされた為に、名前まで変わったのではないかと考察できるのでした。