2020年冬アニメでも比較的ユルい部類かと思っていた話題作「プランダラ」。
ここにきて急展開を見せているので、驚きと動揺を隠せずにいます。
異世界ファンタジーなのに現代社会の凶器が!
WHY?
プランダラって何?
アルシアとアビスの関係とは?
今回の記事では、話題騒然アニメ「プランダラ」が巻き起こした騒動を、意味の解説とともに考察していきます。
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「プランダラ」の意味とは
「プランダラ」。
それは「この国のすべてを奪うもの」という意味です。
アニメ9話にて主人公:リヒトーが窮地に陥ったときに開放したとてつもない力は、撃墜王たる力の源:略奪者「プランダラ」の能力です。
しかし、この撃墜王の力を引き出せば、「シュメルマン」の殺意に支配され、恩恵としてカウンター数の何倍もの力を使うことができます。
そして、「シュメルマン」とはシュメルマン元帥閣下のことです。
約300年前の世界で作られた伝説の撃墜王たちは、シュメルマンの血によって力を与えられました。
撃墜王の力は強大ですが、使うごとにシュメルマンの殺意に飲み込まれるシステムとなっています。
【プランダラ】アルシアの実態とは
アルシアとは、数字に支配された世界。
この作品の舞台となっている世界です。
アルシアに住む人々は、生まれたときから何かしらのカウントを義務付けられています。
人それぞれ課せられた課題は違うようで、ヒロインの陽菜ちゃんは「歩いた距離」、リィン曹長は「人助けをした数」といった具合です。
クリアしたらカウントが増えて、失敗したらカウントが減るシステムです。
カウントが「0」になってしまうと、「アビス」送りになります。
地面に穴が開いて、触手みたいな黒い手が、カウント0になったものを地中に引きずり込みます。
カウントに課せられたことは、本人の意志ではなく、どこか国にとって都合が悪くないようなものが多い模様です。
要するにアルシアという国は、才能や能力がない人間、国家にとって都合の悪い思想や行動をとる人間を「アビス送り」と称して排除しているように見受けられます。
こうしてアルシアという国の平和と安寧が保たれているのでしょう。
【プランダラ】アビスの実態とは
アルシアの人々が恐れる「アビス送り」。
そのアビスとは、撃墜王が活躍した300年前廃棄戦争にて放棄された地・いわゆる地上なのです。
アルシアでカウントが0になったら「アビス送り」になるというのは、荒廃した地上へおくられるということなのです。
アルシアの人々は「アビス送り」となると「死ぬ」と勘違いしていますが、生きている人も存在します。
300年前の廃棄戦争において勝利したのは、撃墜王たちを作ったものたちです。
彼らが争いのない理想郷として「アルシア」を建国しました。
その際にアルシア国民となれる人間を「選民」したのです。
アルシアで生まれた選民の子孫が、カウントに課せられた課題をこなせないような人間だったなら、理想郷の住人にはふさわしくないということで「アビス送り」となるのでしょう。
アルシアは理想郷として建国されましたが、アビスの資源を奪い、食料を略奪して成り立っているのです。
【プランダラ】アビスの悪魔の実態とは
アビスの巨大な穴から登場した、アルシア民がこぞって口にする「アビスの悪魔」は、廃棄戦争で使われた戦闘用ヘリコプターでした。
300年前の廃棄戦争のときに動かないようにしたとリヒトーがいうのですが・・・。
アビスの悪魔(ヘリ)は地上(アビス)の軍が攻め込んできたものなのでしょうか?
アニメでの詳細描写はこれからなので、がぜん目が離せません。
プランダラ(リヒト-)の目的を考察
リヒトーがプランダラ(略奪者)となる目的は?
第9話にて「この国の全てを奪うことが僕の目的だ」と言っていた言葉が気になりましたので、偏見を含む個人の見解を考察してみました。
プランダラの目的1:アルシアという国家を破滅させたい!?
リヒトーは300年前の廃棄戦争で活躍した撃墜王で、アルシア建国についても思うところがあるはずです。
一見平和で不自由のない生活を送るアルシアという世界は、人々が知らないだけで、管理され監視され自由がない世界にも見えます。
それに、アルシアの豊かな生活は、アビスからの略奪の上に成り立つものです。
「理想郷」と称してそのような蛮行がまかり通っているアルシアを、リヒトーは許せないと考えるのもおかしくないと考えます。
プランダラの目的2:カウント制度を無くしたい!?
アルシアでは、カウントに支配されています。
カウントは人それぞれ課せられた要件が異なります。
その要件をこなせない人間はアルシアに要らない!と言わんばかりに、カウントが0になれば「アビス(地上)送り」になるのです。
また、カウントの高い人間は位も高く、低い人間は逆らうことさえできません。
このような「身分制度」にも思える制度は、カウントの低い人間の立場を知っているのなら、無くしたいと考えるのは自然な思考でしょう。
プランダラの目的3:アビス(地上)を救いたい!?
300年前の廃棄戦争で放棄され、略奪されているアビス(地上)。
300年前から生きているリヒトーが、かつての地上の姿に思いをはせ、アビスで苦しんでいる人たちを救いたいと考えているとすれば、アルシアにおいて「プランダラ(略奪者)」となっているのは自然な流れです。
プランダラの目的4:300年前の世界を取り戻したい!?
上での考察1~3を総合的にまとめると、リヒトーは結局のところ、300年前の世界を取り戻したいのだと考えます。
カウントという身分制度のない、どこかからの略奪をせず、かつての文明を取り戻したい。
300年以上前から生きてこの世を見ている撃墜王:リヒトーだからこそ思い至る願いでしょう。
誰かの管理下に置かれたような「作られた平和」ではなく、どこかの誰かの「理想郷」ではなく、その時代に生きている人みんなで考え作っていく国こそが、本来あるべき国の姿ではないでしょうか。
まとめ
少しユルめの異世界モノとおもいきや、ここにきて急展開をみせて視聴者をポカーンとさせた話題のアニメ「プランダラ」。
きっと2期があるのでしょう。
もしくはこのまま春も延長か?
いろいろ目が離せない作品です。
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