どうやらアニメ「ピーチボーイリバーサイド」が絶賛炎上中のようです。
私は原作漫画から好きな作品だったので、炎上してしまう気持ちもよくわかります。
今回は原作ファンの立場から、「ピーチボーイリバーサイド」が炎上している理由をまとめてみました!
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【ピーチボーイリバーサイド】第3話にて炎上!?
炎上が起こった理由の前に、前提をお伝えしておきます。
それは、ピーチボーイリバーサイドには
【シャッフル版(オンエア版)】と【時系列版】とが存在する!
ということです。
原作コミックス通りに話が進む【時系列版】に対して、アニメオリジナルの順番で進む【シャッフル版】。
今回炎上しているのは、この【シャッフル版】の方です。
第3話あたりから不安な空気が漂っていましたが、第5話あたりから本格的に炎上が発生したようです。
【ピーチボーイリバーサイド】炎上理由まとめ
ピーチボーイリバーサイドの炎上した理由が、Twitterなどでつぶやかれていたため、「ピーチボーイリバーサイド」好きなファンの気持ちや、炎上理由をまとめてみました。
炎上した理由1:シャッフル版と時系列版とが平行して放送されている
これが最も大きい理由なのではないかと思うのですが、
アニメ「ピーチボーイリバーサイド」は、シャッフル版と時系列版とが並行して放送されています。
※時系列版はdアニメストア限定配信中。
監督が自身の解釈を元に、アニオリ展開にするケースは他の作品でもあります。
しかし、それは監督自身が「こちらの展開の方が良くなる!」と考え、良かれと思ってやられていることがほとんどです。
しかし、今回のピーチボーイリバーサイドでは、監督の意図した展開(=シャッフル版)と同時に、原作に準拠した時系列版も放送されています。
これでは
「監督の意図した展開はこうですけど、保険をかけて原作通りの展開も用意しましたよ」
と受け止められても仕方有りません。
アニメ化するならこの展開が正しいんだ!と思われるなら、それだけ放送すれば良かったのではないでしょうか。
中途半端に時系列版も用意してしまったから、余計にダメ出しをされているのではないでしょうかね。
「結局、話題性を狙っただけなのでは!?」と思われてしまっても仕方ありません。
これでは、炎上してしまう気持ちもよく分かります。
炎上した理由2:唐突なキャロットの仲間感
実際に話がシャッフルされたことによる弊害も出てきています。
最初にお伝えしたいのは、第2話で敵だった眼鬼が、第3話が始まった途端、完全に仲間として描かれていました。
これには私も大きな違和感を覚えましたね…。
武術大会に勝利したホーソンの想いを汲み取り、
「…人間の心 ですか」
と人間への理解を示すキャロット。
原作では、ここに至るまで様々なことがあったため、違和感はありません。
むしろキャロットの考え方の変化を描く良いシーンでした。
しかし、シャッフル版では(この時点では)その背景が描かれていないため、すごく薄っぺらく感じられてしまいました。
また、眼鬼と呼ばれていた力を失った鬼が、なぜキャロットと呼ばれるようになり、またサリーに同行しているのか、それも視聴者には伝わりません。
キャロットはサリーの揺れ動く気持ちを考える上で、とても重要なキャラクターです。
その背景が削られてしまったのは、悪手だったのではないでしょうか。
炎上した理由3:ミコト、皇鬼の選択(第3話)の放置
シャッフル版第3話の最後は、
「私と一緒に行きましょう すべての鬼を討ち滅ぼすために!」
というミコトと、
「君と僕が手を取り合えば ”鬼と人との共存”は 必ず実現できる」
という皇鬼、その二人からのアプローチを受けたサリーが、どちらの手を選ぶのか非常に大事なシーンです。
しかし、シャッフル版ではこの後、過去のエピソードに飛んでしまい、サリーの決断は第8話まで描かれませんでした。
この重要なシーンを、こんなに(何週間も!)放置して良いものでしょうか。
このシーンを放置してしまっていることに怒りを覚えた視聴者の方も多くいらっしゃったように感じました。
その作品のテーマのひとつには、「差別」というものがあります。
人から亜人への差別。
人から鬼への差別。
旅の中で、それらの現実を知りながら、サリーがどういう答えを出すのか。
このシーンは序盤における大きな決断の一つです。
そのサリーの心の葛藤を、時間を掛けて放置してしまうことで、薄めてしまっているように思えてなりません。
これは非常に残念でした。
炎上した理由4:緊張感の喪失
シャッフルすることのデメリットは、結論を先に視聴者が知ってしまうことがある、ということです。
それはそうですよね、先にネタバレを見ているようなものですから。
ピーチボーイリバーサイドでもネガティブに働いてしまっている印象です。
例えば、蒼面鬼です。
本来の彼の初登場時は、ホーソンのいたリムダール王国を鬼砲一発で消滅させた圧倒的な力に、誰しもが恐怖すべきシーンだったはず。
しかし、シャッフル版では先に首だけになった蒼面鬼の姿が描かれてしまったことで、その力は絶対的なものでないことがわかってしまいます。
そのため、視聴者側に緊張感が欠けてしまい、ハラハラ・ドキドキという感情がなくなってしまう、ということも炎上理由のひとつと言えるのではないでしょうか。
炎上した理由5:髪鬼ミリアの唐突な登場
シャッフルされてしまったことで、各々の背景がわからぬまま、突如として出てくる(ように見える)キャラクターたち。
その最も代名詞的なキャラクターは髪鬼ミリアでしょう。
シャッフル版の第3話で初出となるミリアですが、いきなりミコトと仲良く食事をしているシーンから始まります。
ミコトとの関係値も不明ですし、完全な新キャラクターに視聴者は置いてけぼりとなったはずです。
その後の武術大会のシーンで
「鬼力を失くすとこんなに弱くなるのか」
とミリアが呟くことから、元鬼であることは伝わりますが、
なぜ元鬼がミコトと一緒にいたのか?(しかも仲良さそう)
なぜ力を失ったのか?
などと、今度は別の新たな疑問が噴出します。
これが物語の核心に迫るような考察を生むのであれば、この展開も成功していると言えるのでしょう。
しかし、とりたてて考察を求めるような重要であるシーンとも思えません。
結局、なんのためにシャッフルしたのか。
シャッフルすることで視聴者が置いてけぼりになっているのではないか。
という疑問が再燃してしまいます。
このあたりがピーチボーイリバーサイドが炎上した原因のひとつと言えるでしょう。
【ピーチボーイリバーサイド】なぜシャッフル版を制作する必要があったか
アニメ・ピーチボーイリバーサイドの監督である上田繁さんは、シャッフル版を制作した理由について、アニメイトのインタビューでこう語っています。
――『ピーチボーイリバーサイド』はテレビで放送するとき、ストーリー順ではなくてシャッフルされていると伺いました。時系列で放送しない理由はなぜですか?
上田:話すととても難しいのですが、現在進行系の作品なのが最大の理由です。事前に大知さんとシリーズ構成を話し合ったとき、どういったテーマで話を終わらせるかで議論しました。その段階で出版済みのコミック版は第6~7巻までなので、この時点では冒険の結末はまだ描かれていません。だからコミック版をそのままアニメ化すると、中途半端で終わってしまいます。
――中途半端で終わるアニメは、がっかりしてしまいますね。
上田:そしてもうひとつは、コミック版の第1話は冒頭でサリーとミコトが出会い、サリーが旅に出る話で終わります。これをそのままアニメで再現するのは、とてもリスキーでした。
――なぜでしょうか?
上田:アニメ第2話で、いきなり第1話とは異なる別の話が始まってしまうからです。視点がミコトからサリーに移るだけでなく、物語のテーマも替わります。これではアニメ第1話と第2話が、まったく別のアニメになってしまいます。だからアニメ第1話は別のカタチで作りたかったんです。
視点やテーマが替わる手法は、漫画や小説だとまったく問題ありません。でも、アニメはひとりの視点で進めた方がわかりやすくて、特に全12話の短いアニメの場合はなおさらですね。シリーズ構成の大知さんは、「サリーを主人公にするにはどうすべきか?」と、ずっと考えてくださいました。
夏アニメ『ピーチボーイリバーサイド』上田繁監督インタビュー
まとめると、以下の通りでしょうか。
シャッフル版の制作理由1:1クールに相応しい最終回のため
現在進行系の作品のため、そのままアニメ化すると中途半端な終わり方になる。
そのため、シャッフルすることで、アニメ最終回に最適なシーンがある。
なるほど、確かに
「この作品で1クール!? どこで終了させるつもりなの?」
と思ってしまう作品も多々あります。
上田監督はピーチボーイリバーサイドもそう考えたようで、シャッフルすることで、きれいにまとまる算段があった、ということなのでしょう。
一体どんな流れで最終回を迎えるのか、期待したいところですね。
シャッフル版の制作理由2:視聴者に主人公=サリーを明確に伝えるため
原作通りで進めた場合、
第1話:ミコト目線
第2話:サリー目線
となり、別の作品として成立してしまい兼ねない。
そのため、「主人公はサリーなんだ」と明確にするため、シャッフルした。
これも言われてみれば納得できますね。
そもそもタイトルが「ピーチボーイ」ですから、誰だって桃太郎=キビツミコトが主人公だと思ってしまいそうです。
このあたりを明確にしようとした、という意図は理解できます。
【ピーチボーイリバーサイド】シャッフル版の展開は結局どうなのか?
上田監督のやりたかったことはわかります。
しかし、現段階では視聴者にはそれがうまく伝わっていないように感じます。
原作に準拠した時系列版は、dアニメストア限定で配信されています。
そして、そちらの評価は炎上どころか、決して悪くありません。
つまり、現時点ではシャッフル版は失敗だったと見なされていることは否定できないでしょう。
監督の狙い通り、最終回がきれいな終わり方をすれば、この評価も一変するかもしれません。
まとめ
話の順番が前後したことで、展開がわかりづらくなってしまった「ピーチボーイリバーサイド」シャッフル版。
原作を読んでいる私としては、「どうしてこうなった…」という気持ちもあります。
ですが、上田監督の言う「最終回に最適なシーンがある」ことに期待をし、それまでは最終的な評価を保留したいと思います。
最終話まで見てから、改めてシャッフル版の評価を検討したいと思います。
※2021年9月17日追記 最終回を見終えて
たった今、最終話を見終わりました。
なるほど、上田監督の仰る「最終回に最適なシーン」とは、
「亜人や人間たちが種族の壁を超えて共存する世界」
それこそがサリーの望む世界であると、サリー自身が自覚することだった
ということですね。
そこを強調するための時系列シャッフルだった訳ですが、「話の筋がわからなくなる」というデメリットと天秤にかけてまでやるべきことだったのでしょうか…。
というのも、このシーンの後、サリーは皇鬼とミコトから選択を迫られます。
皇鬼は「鬼と人との共存」を望み、ミコトは「鬼は一匹残らず殺す」と言う。
サリーは逡巡しながらも、「ーー好きな方を選ぶわ」とミコトの手を取る訳で、これは先の自覚と矛盾しますよね。
なお、このシーンは既にシャッフル版では第8話で放送されてしまっています。
もちろん共存が理想であることは間違いないでしょう。
しかし、これまでの歴史もあって差別を撤廃することは簡単ではありません。
また、個人的な感情だけで言えば、鬼を滅したいという気持ちも理解はできる。
サリーは旅を通してこれらのことを嫌というほど理解させられてきました。
そんな気持ちがグチャグチャになって、悩んで悩んで、最後に決断をする。
そんなサリーの決断だからこそ、以前と違う決断だったとしても、読者(視聴者)も理解でき、受け入れられるのではないでしょうか。
結局、時系列をシャッフルしてしまったことで、各キャラクターの想いが薄っぺらくなってしまった印象が否めませんでした。
時系列版があるからこそ、余計に「どうしてこうなった…」感を強く受けてしまいますね。
シャッフル版の終わり方を見ると、二期の制作にも期待できないような気がしてしまいます。
二期のための時系列版だったりしたら、個人的にはとても嬉しく思います。
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