アニメの考察・感想・ネタバレ

【死神坊ちゃんと黒メイド】シャロンって誰?アリスとの関係や呪いについても!

2021年の夏アニメで「もどかしい」系ラブコメが大人気の【死神坊ちゃんと黒メイド】。

そんな中、先日放送された11話のラストシーンが話題です。

魔女ダレスが棺桶を開けると、その中には横たわるアリスによく似た女性が…。

一体この女性は誰なの!?

どうして棺桶の中にいるの!?

など、今回はこれらの疑問について解説していきたいと思います。

【死神坊ちゃんと黒メイド】棺桶の中にいたのはシャロン・レンドロット

結論からいうと、彼女の名前はシャロン・レンドロット

そう、レンドロットという名前からわかる通り、アリスの母親です

実はこのシャロン、今回が初出ではありません!

最初に名前が出たのは、坊ちゃんとアリスが仮装して街のお祭りに出掛けたときでした。

坊ちゃんとはぐれたアリスは、骸骨の面を付けた魔女ダレスと遭遇し、

シャロン? シャロン・レンドロット?

似てたから驚いたわ。

あなた娘の…アリスだったかしら。

と声をかけられています。

シャロンとアリスは親子、だからこそ2人はこれだけ瓜二つなんですね。

ダレスも一瞬、見間違うほどでした。

【死神坊ちゃんと黒メイド】シャロンは死んでいる?

では、棺桶の中に横たわるシャロンは既に死んでいるのでしょうか。

「棺桶の中にいた=既に死んでいる」ように思われますし、アリス本人も母親は既に死んでいると思っています。

しかし、シャロンは死んでいません!

実は、シャロンは

ダレスシャーデーに呪いをかけられ、

ずっと眠っている(呼吸はしていないけど、心臓は動いている)状態

だったのです。

では、なぜそんな状態で、ダレスの教会にいるのでしょう。

【死神坊ちゃんと黒メイド】ダレスの教会にいるのはなぜ?

次の疑問は、シャロンがダレスの教会にいるのはなぜ?ですよね。

以前、坊ちゃんたちが集会(サバト)に参加したとき、ダレスはアリスに

貴方のお母さんのことなんて全然詳しくないの。

言ったでしょ

「ちょっとした知り合い」って。

と言っていました。

たしかに直接話をするようなことは、あまりなかったのかもしれません。

しかし、シャーデーと共に本邸に通っていたダレスですから、メイド長だったシャロンを目にする機会は多かったと思われます。

これは私の推察ですが、

自由奔放で感情豊かな明るいシャロンに対し、憧れに近い感情があったんじゃないでしょうか。

ダレスはそんなシャロンのことを「結構気に入っていた」ため、元の生活に戻してあげたいと思っています。

また、同時にダレスは姉シャーデーの「死の真相」についても知りたがっていました。

以上の理由から、ダレスはシャロンを目覚めさせたいと考えており、万が一のとき自分なら助けられるから、という考えでシャロンの面倒をみているのです。

もしかすると、「自分の姉が呪いをかけてしまった」という罪悪感もあるのかもしれませんね。

では、なぜシャロンはこんな呪いをかけられてしまったのでしょうか。

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【死神坊ちゃんと黒メイド】なぜシャロンは呪いをかけられた?

シャロンがシャーデーに呪いをかけられた理由を考えるには、シャロンが本邸で働くことになったエピソードまで遡る必要があります。

幼少期のアリスは身体が弱く、シャロンは看病で働きに出られない状態でした。

そんな貧困に悩まされていた頃、血まみれの紳士が彼女のもとを訪れ、介抱することに。

この紳士こそが坊ちゃんの祖父・ヴィクトルでした。

ヴィクトルは助けてもらったお礼にと、アリスを医者に看せることを約束し、シャロンをメイドとして雇います。

シャロンが本邸のメイド長として周囲に溶け込んでいく中、ヴィクトルは明るく活発なシャロンに、事故で若くして亡くなった妻・リズの面影を重ねていきます。

一方、シャーデーは、若き日のヴィクトルと出会っており、長い時を共に過ごしていました。

それまでは「自分のことが一番好き」と言っていたシャーデーですが、ヴィクトルが自分のことを慮(おもんばか)ってくれたことをキッカケに、徐々に彼を愛し始めていました。

しかし、契約に従ってヴィクトルの寿命を20年も縮めてしまっていたため、共にいられる時間は僅か。

せめて死ぬ間際までは自分がヴィクトルの側にいたいと考えていたのですが…

シャロンが本邸に来たせいでそれも叶わなくなってしまいました。

シャーデーはヴィクトルの寿命が尽きる直前に

「本当は私のこと好きになって欲しかった」

と最後の最後で、自分の思いをヴィクトルに吐露しました。

結局、シャーデーは自分のヴィクトルへの気持ちと折り合いをつけることはできず、

シャロンへの妬みが、呪いへと変わってしまったのです。

【死神坊ちゃんと黒メイド】シャロンにかけられた呪いとは?

それでは、シャーデーがシャロンにかけた呪いとは一体どんなものだったのでしょう。

それはズバリ!

アリスが死ぬまで(シャロンが)眠り続ける呪い

です!!

つまり、自身では娘の成長を見届けることができなくなるというもの。

親としては身を裂かれるくらい辛いものですね。

さらにシャーデーはこの呪いをかける際、恐ろしい選択をシャロンに迫っていました。

それは、

アリスの病を治してあげる代わりに呪いによってシャロンが眠るか

それとも、(アリスは病気のまま)そのまま生きるか

というものです!!

そして、シャロンが眠っているということは…

彼女は自分ではなく、娘の幸せ(健康)を選んだ

ということに他なりません。

母の愛は偉大ですね…。

恐らく「愛とはなにか」を考えていたシャーデーだから、このような選択を迫ったのではないでしょうか。

親の、子に対する無償の愛。

それを選択したシャロンに、またシャーデーは憤りや苛立ちを感じたのかもしれません。

【死神坊ちゃんと黒メイド】シャロンの呪いは解けるのか!?

さて、肝心なのは、このシャロンにかけられた呪いは解けるのか?ということですよね。

実はこの先、坊ちゃんたちは「時間操作」の魔法を使える魔女の力を借りて、過去に遡ることに成功します。

そこで過去のシャーデーと遭遇するのですが…

そこでの対応を誤ったため、坊ちゃんたちが未来から来たことがバレてしまいます。

そして、自分の邪魔をする者が未来から来たことを理解したシャーデーは、「シャロンの呪い」を「(未来から来た)坊ちゃんたちの現在に目覚める呪い」に変えてしまいます。

さらに、眠るシャロンの中でシャーデーの分身を育て、シャロンが目覚めた際に、彼女の大事な人達を襲わせようと企みます。

そのため、現在に戻った時点でシャロンは目を覚まします!

ですので、ある意味では「シャロンの呪いは解けた」と言って良いでしょう。

問題の分身も、シャーデー本人より弱く、あっさりと坊ちゃんたちに倒されてしまいます。

それでは、これで万事解決なのでしょうか!?

私にはそうとは思えません。

シャーデーの恨みは相当なものですからね。
※逆恨みも良いところなのですが…

分身以外にも、シャロンを苦しめようとする何かがあるのではないでしょうか。

例えば、シャロンが自分より大切にしているアリスを、直接苦しめるような呪い、とか。

ですが、現時点では新たな呪いの詳細についてはわかっていません。

もちろん何事もなければ、それに越したことはないのですが。

なにはともあれ、

二度とアリスと会えないはずだったシャロンは、元気に成長したアリスの姿を見ることができます。

これは坊ちゃんたちが成し遂げた成果ですので、素直に喜びたいですね!!

まとめ

物語も佳境に入った【死神坊ちゃんと黒メイド】

そのキーパーソンとも言える、シャロンについて解説してきました。

棺桶に横たわっていた女性は、アリスの母親であるシャロン・レンドロットでした。

シャロンは魔女シャーデーの呪いで眠らされていますが、近いうち、その眠りから目覚めるでしょう。

また、彼女のアリスに対する愛はとても美しいです。

ぜひともハッピーエンドで終わって欲しいと思います。

シャロンはとても感情表現が豊かで、さすがアリスの母!と言える、かわいらしいキャラクターです。

アニメでは一体どんな風に表現されるのか、早く見てみたいですね!

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