2001年から2016年まで週刊少年ジャンプで連載され、単行本の世界累計発行部数が1億2000部を超える人気漫画「BLEACH」。
主人公の黒崎一護(くろさきいちご)が、悪霊である虚(ホロウ)に家族を襲われ、死神の朽木ルキア(くちきるきあ)から死神の力を譲り受け、死神代行となって仲間や世界を救うために活躍する王道バトル漫画です。
2021年には連載20周年を迎え、最終章「千年血戦篇」のアニメ化も決定しました。
その「千年血戦編」の直前の物語である「死神代行消失篇」について、紹介していきます。
【ブリーチ】死神代行消失篇とは
BLEACHは大きく分けて5つのストーリーで構成されています。
- 死神代行篇
- 尸魂界(ソウル・ソサエティ)篇
- 破面(アランカル)篇
- 死神代行消失篇
- 千年血戦編
(アニメオリジナル篇として、「バウント篇」や「斬魄刀異聞篇」などもあります)
「死神代行消失篇」は、「破面篇」で藍染を倒すために力の全てを失った一護が、新たな仲間や敵と出会い、修行や戦闘をしていく中でその力を取り戻していく物語になっています。
〈あらすじ〉
© 久保帯人/集英社
藍染との戦いから17ヶ月後。
死神の力を失った一護は、高校3年生になっていた。
霊圧を失い、普通に高校生活を送っていた。
しかし、平穏に見えたその学園生活に、ひたひたと異変が襲い始める。
一護の前に突如現れた男・銀城空吾。
その男は一護に死神の力を取り戻させるという。
一方、一護の周辺の異変をいち早く感じ取っていた石田が何者かに斬られる。
その事実を知った一護は、銀城に接近することを試みる…。
引用元:「BLEACH」公式サイトより
【ブリーチ】死神代行消失篇のアニメは何話から何話まで?
死神代行消失篇のアニメは、
343話~366話
の計24話で見ることができます。
【ブリーチ】死神代行消失篇のアニメの見どころ
あくまでも個人的なチョイスですが、見どころを3つ紹介します。
見どころ1:新たな仲間?「XCUTION」
銀城が率いる「XCUTION」は特殊な能力を持った人間たちの集団です。
物質に宿る魂を引き出して使役することができる能力、完現術(フルブリング)が見どころの1つかなと思います。
その力は、XCUTIONのメンバー全員の親が虚に襲われたことによって宿ったものであり、銀城たちはその力を捨て去りたいと言います。
メンバーそれぞれの思い入れのある品から引き出された能力で、死神や破面が使うものとは一風変わった特殊な効果を持つものとなっています。
栞から変化させた刀で対象を斬りつけることで対象の過去に自らの存在を「挟み込み」、記憶や過去を改変できる能力や、「確立」を操作し、威力の低い攻撃でも都合よく急所に当たって大ダメージを与えることができる能力など…。
そんな能力を操るメンバーたちとの修行や戦闘シーンも、本作の見どころです。
見どころ2:真の敵はだれか?その目的は?
死神代行消失篇では破面篇や尸魂界篇に比べて戦闘シーンが少なく、少しミステリーやサスペンスっぽい要素が強くなっています。
石田が正体不明の敵に襲われたり…
月島の能力によって家族や仲間が次々と操られていったり…
最後に意外な敵の正体とその目的が明らかになったり…
そのような、今までとはちょっと違った展開も、大きな魅力となっています。
見どころ3:一護は死神の力を取り戻すことができるのか?(ネタバレあり)
結論から言うと、死神の力は取り戻せます。
しかしそこまでの道のりが険し過ぎて一護のことがかわいそうになってくることも…
修行の末にやっと手に入れた力を奪われ、仲間たちもことごとく月島の手によって操られ、絶望に打ちひしがれる一護。
その最悪の状況の中で、ついに力をとり戻すシーン(霊力が戻ったおかげで仲間である護廷十三隊の死神たちの姿も見えるようになるという…)はBLEACHの中でも最高の場面の一つでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
個人的に、「BLEACH」はジャンプで週に一話ずつ読んだときとコミックスで一気に読んだとき、あるいはアニメで見たときとでは印象が大きく変わるように思います。
最終章のアニメ化に加えて、2020年夏には、作者である久保帯人先生の新作、「BURN THE WITCH」が週刊少年ジャンプでの連載が決まり、さらに秋には劇場中編アニメーションの公開、そしてBLEACHの原画展の開催も決定しています。
今後の展開が楽しみです!