映画「小さな恋のうた」が公開されますが、映画の単独主演である佐野勇斗さんが映画について語っていました。
また、映画の元となったモンゴル800は、自身のことをあまり語らないことで有名ですが、それでも「小さな恋のうた」が作られた当時の情報を少し垣間見ることができました。
今回は、佐野さんが語る映画の秘話とモンゴル800や楽曲「小さな恋のうた」ができた当時の秘話についてまとめてみました。
佐野勇斗が語る映画「小さな恋のうた」の制作秘話
初めての単独主演に対して思うこと
今回初めての主演作品となった佐野勇斗さんですが、気負いはせずに楽しい雰囲気の現場になればいいなと思っていたそうです。
映画「小さな恋のうた」は、高校生の青春を描いた映画なので、出演者の年齢層も自然と若くなります。
佐野さんにとって、ほとんどの共演者は年下だったそうです。
とはいえ、佐野さんは、彼らは優秀な俳優であると言い、彼らに囲まれ、支えられ、自分もパズルの1ピースにようになれたことが嬉しかったと語っています。
初めて座長を務めてみた感想
他の作品では、たいてい先輩俳優がいるので、先輩たちに引っ張っていってもらっているという佐野さんですが、今回は年下の俳優が多かった為に「やらなきゃ」と感じていたそうです。
しかし事務所の先輩である山﨑賢人さんの「引っ張っていく」というよりも「いい現場づくりを心がける」という姿を見ていた佐野さんは、「大事なことは良い現場づくりを心がけること」と意識していたそうです。
「まずは自分のことをきちんとし、それにプラスする形で現場の雰囲気を楽しくできればなと思っていた」と語ります。
映画の台本のイメージ
台本を最初に読んだ時は、バンドメンバーの関係性などが「めちゃくちゃ難しいな」と感じたと佐野さんは言います。
バンドメンバーの関係
映画「小さな恋のうた」は4人の高校生がバンドを組み、その友情が肝となる青春の物語です。
バンドメンバーの関係はどのようにして築き上げられたのでしょうか?
佐野さんによると、映画の収録の半年前からバンド演奏の練習が始まっていたそうです。
楽器の練習を半年間一緒にやる中で、すでにメンバー間の絆ができていたようで、収録が始まった時にはすんなり「仲間」になれたようです。
映画「小さな恋のうた」という作品から学んだこと
映画の撮影を経て、佐野さんは、改めて音楽の力を知ったと言います。
「みんなそれぞれ悩みがあったりするけれど、悩みや壁を歌でぶち壊して1つになれる」ということに改めて気がつかされ、身近にある音楽の威力を再認識したそうです。
佐野さんは「MILK」という名で音楽活動も行っていますが、それも音楽のおかげでファンの方と繋がることができていると音楽に感謝している様子でした。
佐野さんの人生において、音楽とは重要なものであるようです。
ViVi国宝級NEXTイケメン1位について
ViViのイケメンを選ぶ企画、ViVi国宝級NEXTイケメンで、佐野さんは2018年下半期の第一位を獲得しています。
「高身長でトークも面白い理想の王子様」と紹介されている佐野さんですが、イケメン1位を獲得したことについて、「とんでもない」と謙虚な姿勢を見せています。
自分ではイケメンだという感覚はないそうです。
学校でも友達に「お前、イケメンかよ(笑)」といじられていると明かす佐野さん。
同企画では、過去に平野紫耀さん、竹内涼真さん、菅田将暉さんらが一位を獲得していますが、佐野さんは彼らのような歴代のイケメンを見て、自分がその中に1人であることに違和感があるよう。
「ありがたいですけど、嬉しいですけど、恐れ多い気持ちでいっぱいです」と語っていました。
作品を見た時の感想
撮影が終わり、映画を見る前にプロデューサーから「めちゃくちゃ面白いから!」と言われながら見た映画だったそうですが、実際に初めて自分が出演する映画で泣いたそうです。
普段は自分の作品を見ていると、自分の演技の評価に焦点がいってしまうと話す佐野さんですが、今回は客観的に感情移入ができたと語ります。
佐野さんのお母さんも「今までで一番いい演技だった」と言ってくれたと言います。
監督には、「思っていたより激しい亮多でびっくりした」と言われたそう。
撮影中は、元気な亮多と落ち込む亮多のギャップを意識したという佐野さんですが、全体として高評価のようです。
メッセージ
「心からお勧めできる映画です。
僕、歌とか全然うまくはないんですけど、気持ちで歌っているので、ぜひ何か感じ取ってもらえたらなと思います。」
シネマトゥデイインタビューより
とメッセージを伝える佐野さんでした。
映画「小さな恋のうた」は、高校生の青春と実際の時事問題を共に描く注目されている映画ですが、この作品が「特別」であったのは、出演者の1人である佐野さんにとっても同じだったようです。
さて、映画「小さな恋のうた」を知るうえで、映画の元となっているモンゴル800の楽曲「小さな恋のうた」の秘話も知っておきたいところです。
モンゴル800「小さな恋のうた」楽曲の誕生秘話は?
モンゴル800は、あまり表舞台で自分たちのことを明かすことを好まないという特徴があります。
「小さな恋のうた」という楽曲の誕生秘話について調べてみましたが、モンゴル800は公にしていませんでした。
しかし、モンゴル800というバンドの秘話や、楽曲「小さな恋のうた」が作られた時の秘話について少し出てきたので、それらをご紹介します。
バンド名「モンゴル800」について
モンゴル800という奇抜なバンド名を持つモンゴル800ですが、実はバンド名に深い意味はないそうです。
実際のモンゴルやモンゴル人とは全く関係がなく、ギター担当の儀間さんが思い付きで考えたフレーズがそのままバンド名になっているのだそうです。
発想が面白いですね。
どこからどうやって出てきた発想なのでしょうね。
「小さな恋のうた」ができた時
実は、2001年に「小さな恋のうた」がリリースされた当時は、バンド活動と学校生活を両立していた時期だったそうです。
住んでいる場所が離れていることもあって、練習時間もたくさん取れなかったこともあり、「勢い」にある意味任せていて、音楽性を深く考えることはなかったそうです。
楽曲に使用していた楽器も、エレキギター、ベース、ドラムの3つだけで、とてもシンプルな歌でありましたが、バンドメンバーの音と歌のセンスがそのまま綺麗に表現されていたため、魅力的な曲になっていると、音楽プロデューサーの近田春夫さんは言っています。
あまり深く考えずに、心をそのまま表現したことが成功の秘密だったのでしょう。
ロック界最強のマイペースと呼ばれていた
モンゴル800は、沖縄でデビューして以来、沖縄を活動の拠点としていますが、楽曲作品の発表とライブだけで満足していたそうです。
そして、人気が出ると同時に取材依頼も殺到しましたが、ほぼ全てを断っていたそうです。
さらに、ミュージック・ビデオやアーティストとしての写真なども作らずに、表に姿を現すことはほとんどありませんでした。
まさに、「好きな音楽をやる為に在る」のであって、「有名になりたいから在る」わけではないという純粋な気持ちの表れですね。
音楽を愛して心を表現する喜びを楽しんでいたからこそ、魅力的な曲に仕上がり、長い年月をかけて愛され、今回映画になったというところでしょう。
まとめ
「小さな恋のうた」は、モンゴル800が原曲を作った時から、計算のない、純粋な思いを歌った曲であった。
その純粋な思いは多くの人々の胸を打ち、長い間人々に愛され、今回映画となったが、その純粋な思いを引き継ぐかのように、出演者たちは映画の中で役になり切っているようだ。