アニメ「ビースターズ」では、アルパカのテムが食殺されるという事件が起こります。
テムを食殺した犯人の候補者には、ジュノ、アオバ、ジャック、リズなどがいますが、テムを食べてしまった真犯人の肉食獣キャラクターは誰で、何が理由で食べてしまったのでしょうか?
今回は、テム食殺事件の犯人と理由について解説していきます。(ネタバレ有)
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【ビースターズ】アルパカのテムが食殺された事件
ビースターズの舞台となっている、エリート学校「チェリートン学園」では、ある一大事件が起きます。
それは、演劇部のアルパカのテムが、何者かによって食べられてしまうという事件でした。
テムと同じ演劇部のみんなは、誰がテムを食殺したのか気になるところですが、ハイイロオオカミのレゴシが怪しいと疑い始めます。
理由は、レゴシは大型の肉食獣であることと、周りと積極的にコミュニケーションを取らないことで、よく素性が分かっていないからでした。
その後犯人がレゴシではないことが明らかになりますが、テム殺しの真犯人が捕まらないまま時は過ぎ、肉食獣と草食獣の間に確執のようなものが生まれるようになってしまいます。
テムを食殺してしまったのは、肉食獣であることには間違いなさそうですが、一体誰が犯人なのでしょうか・・・?
【ビースターズ】アルパカのテム殺しで怪しまれた「ジュノ・アオバ・ジャック・リズ」
アルパカのテムを食べてしまった犯人は、必然的に「肉食獣」ということになります。
肉食獣キャラクターの中で最も疑われていたのは、
- ジュノ(ハイイロオオカミ)
- アオバ(ハクトウワシ)
- ジャック(ラブラドールレトリバー)
- リズ(ヒグマ)
以上の4キャラクターでした。
肉食獣のキャラクター一覧はこちら↓
ビースターズでアルパカを食べたのは誰?肉食獣キャラ一覧から真犯人を考察についても
ジュノ(ハイイロオオカミ)
ジュノは美しい美貌の持ち主の女の子です。
その美しさ故、周りに妬まれることがありますが、前向きに明るくいることに努力して、周囲に気を配ることも怠りません。
そんなジュノは次第に周りに親しまれるようになりますが、基本的には強い気質を持っており、行動力があります。
そのため、テム殺しの犯人はジュノなのでは?と疑った方もいるようです。
ビースターズのチャンピオン本誌買い始める前の抜けてた所読んだけどジュノのアグレッシヴ負けヒロインムーブが凄まじ過ぎてこりゃ食殺の犯人として有力視されるわって感じだった
— 緑提灯 (@green_entrails) 2018年7月15日
>RT 今週のビースターズは結構今後の話が動きそうな内容だったなあ。ジュノはやっぱり肉食動物上位信仰みたいなところがあるし、第1話の犯人だったりするんだろうか・・・。気になる。
— 金銀パール (@kinginpl) 2017年4月20日
はたして、ジュノが犯人なのでしょうか・・・?
アオバ(ハクトウワシ)
ハクトウワシのアオバも怪しいと見られていました。
アオバは肉食のワシですが、性格的にはとてもはっきりしています。
また、気に入らないことがあったり、気に入らないキャラクターがいるとすぐに態度に出るタイプです。
外見を取り繕うことをしないので、そのはっきりした性格が、事件に繋がっているのではないかと推測することもできましたね。
今週のビースターズ、衝撃展開すぎてやばかった。
— 負け犬っころ (@coward_inukoro) 2018年2月22日
でも、テム殺しの犯人が この子なら ちょっと拍子抜けすぎな気が…。
個人的にアオバが怪しいと思ってる
ジャック(ラブラドールレトリバー)
ジャックは、ラブラドールレトリバーですが、実はオオカミに品種改良を加えられて生まれてきました。
そのため、自分は「本物」ではないと劣等感があり、オオカミのレゴシのようになりたいと、向上心に似た背伸び感が見受けられます。
なので、肉食獣である自分の威勢を張る為に、テムを食殺したとも推測できました。
ビースターズ、犯人はレゴシの親友のジャックのような気がする。なんでだろう。
— ぐらんぜる@バブルサッカー漫画 (@reiwa0728) 2018年4月3日
ビースターズ、犯人ジャックな気がしてしょうがないんだが…
— ノン・マー (@ObOsOk) 2018年2月10日
リズ(ヒグマ)
リズはヒグマという本来凶暴さがある肉食獣でありながら、普段とても穏やかなキャラクターです。
特に目立つような行動もなく、活発な動きも特に見られませんが、現実の世界でいったらヒグマはとても凶暴な動物。
やはり、リズが怪しいと感じた方もいると思いますが、やはり、アルパカのテムを食殺したのはリズでした。
いったい何故、リズはテムを食殺してしまったのでしょうか?
【ビースターズ】アルパカのテム殺しの犯人はリズ!
ビースターズの演劇部のテムというアルパカを食殺したのは、ヒグマのリズでした。
予想が当たった方も、外れた方もいるかと思いますが、個人的には意外と言えば意外、でも「やっぱりヒグマだしな」と納得できると言えばできるという感想でした。
しかし、今まで、ディ○ニーのクマの○ーさんではないですが、それに似たハチミツ大好きのおっとりな印象がリズにはあったので、犯人だと知った時は、その意外性というか、2面性に「怖い!」と思いました。
それと同時に、リズがテムを食殺した理由を知って、妙に納得してしまいました。
それでは、リズがテムを食殺した理由について詳しく解説します。
【ビースターズ】リズがアルパカのテムを食殺してしまった理由や原因
ヒグマのリズがアルパカのテムを食殺した理由は、「リズがテムを本能的に愛していたから」でした。
ビースターズの世界では、大型肉食獣であるクマは、草食獣と生活を共にする場合、どうしても危険を犯す可能性が高くなる為、力を抑える薬を毎晩摂取することが義務付けられています。
リズも身長2メートルを超えるという大きな体格をしたヒグマだったので、法に従い毎晩筋肉を萎縮させる薬を飲んでいました。
しかし、リズはあることがきっかけで、薬を毎日飲むことを止めてしまったのです。
その為、草食獣であるテムを目の前に、ヒグマとしての本能が働いてしまったのでした。
リズは、毎晩薬を服用していましたが、薬の副作用である頭痛に悩まされていました。
その頭痛を和らげる為にも、リズはハチミツをたくさん食べていたのですが、ある日、テムと話をしていたら、体が軽くなるのを感じたのです。
リズは、テムに自分が薬を服用して怪力を抑えていることを話しました。
リズは「薬を服用していることをみんなに話したら引かれる」と思っていたのですが、テムは「言ったほうが楽だし、みんなリズが優しいって知っているから問題ないよ」と言います。
テムに「優しい」と言われたリズは、テムに心を開くようになり、テムとどんどん仲が良くなっていきます。
テムもリズに「僕と話すことで身体が軽くなるなら、部活以外でも頻繁に会おうよ」と提案し、リズとどんどん仲良しになっていきます。
そんなテムの提案は正しく、リズはテムとくだらない話をするだけで、ハチミツの消費量は減っていきました。
テムと話すことで副作用の症状が軽くなっていったリズは、テムに感謝しつつ、テムにもっと本当の自分を受け入れてもらいたいと思うようになります。
「本当の自分」を受け入れて欲しかったリズは、なんと力を抑える薬の服用を止めてしまうのです。
「本当の自分」とはつまり、「本能的なヒグマの自分」ということですね。
テムは、薬を摂取していないリズを目の前にした時、動揺していました。
テムは逃げようとするのですが、リズはテムを止めようと腕を掴み、力を抑制することができなくなっているリズは、テムの腕を怪我させてしまいます。
「肉食獣なんてみんな怪物だ!」とリズに向かって言い放つテムでしたが、薬が効いていない、本能をほぼ取り戻したヒグマのリズには、その言葉が褒め言葉の一種で、「本当の自分をテムは分かってくれている」と解釈します。
その後は、テムがリズに「僕たちは親友じゃないか(食べないでくれ)」という意味の言葉を放ったと思われますが、リズにはそれが「僕たちは親友じゃないか(食べてくれ)」のような意味として解釈しています。
その結果、リズはテムを食殺してしまったのでした。
【ビースターズ】テムを食殺したリズを解説
リズは、親友だったテムを食べた時点では、涙を流しているものの、悪いことをしたとは思っていないのです。
これは、リズの頭が「本能」を呼び覚ましていたことが原因ですが、ヒグマとしての本能的頭脳には、草食獣を食べることに罪悪感はないのです。
むしろ、リズは、肉食獣が草食獣を食べることは、自然界の美しい行いとさえ感じています。
リズは親友(心のつながりを感じた相手)のテムに、深く感謝をしつつ、食殺はテムの同意の上で行われたと解釈しています。
というのも、肉食動物というものは、草食動物を食べるように自然とクリエイトされているので、「草食動物よ、ごめん。草食動物を食べるなんて、自分は悪いことをしている。」と感じている肉食動物はほぼいないのです。
「かわいそう」とか「痛そう」とかいうのは、人間の感覚であって、肉食動物はあくまでも「動物的」もしくは「本能的」なのです。
例えるならば、花の蜜を吸うハチが、花に対して悪いことをしているとは思っていないことと同じくらいです。
なので、リズは、動物的本能として、アルパカのテムを食べたので、「自然界のルールにのっとって、するべきことをしたまで」と感じていたのでした。
しかし、リズはまた、擬人化したヒグマです。
動物的本能が通用する自然界の在り方を、ヒグマとして理解しているものの、人間的本能視点の友情も理解しています。
結局のところ、リズは、「テムの食殺には、友情なんてなかった」と本心は思っていたのでした。
まとめ
アルパカのテムの食殺事件の犯人は、ヒグマのリズでした。
リズは、本能的ちからを抑制する薬を飲んでいなかったことで、親友のテムと心が通じ合ったことを、動物的本能で解釈した結果、食殺したのでした。
とても興味深いところですよね。
私たち人間の中でも、牛肉や豚肉などの肉を食べるなんて「愛」がないと考えるベジタリアンの方もいるでしょうし、命のレースとして、ありがたく動物の命を頂き、自分にそのエネルギーを活かすのが自然的「愛」であると考える肉食の方もいますよね。
とても興味深いです。