【SAO】菊岡誠二郎の目的は?正体や思想を分かりやすく解説!

総務省の人間であり、ALOプレイヤーであり自衛隊の人間であり、ラースの責任者である菊岡。

いろんな顔がありすぎて一体何が目的で何をしていてなんのための行動だったのかと整理できない彼を、解説していきたいと思います。

 

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【SAO】菊岡誠二郎とは?表向きの人物像と目的

SAO事件を担当する対策チームの中心人物で、 総務省総合通信基盤局高度通信網振興課第二分室(通信ネットワーク内仮想空間管理課:通称「仮想課」)の職員で本人曰く、キャリアから左遷されたらしいです。

覚醒したキリトの事情聴取の担当者でもありました。

 

SAO事件後には世界に拡散されたザ・シードによって混沌としてしまったVRMMO世界の監視者でもありました。

監視の中で起こった死銃事件の捜査をキリトのゲーマーとしての能力を見込んで、依頼します。

その際、ALOに入った際のプレイヤー名はクリスハイト でした。

和人をひいきにし、SAO事件の際に知り合った人たちの連絡先を教えてくれたり、ナーヴギアの廃棄を見逃してくれたりとしてましたが、こういう時の為だったのですね。

 

【SAO】菊岡誠二郎の正体

©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
引用元:「ソードアートオンライン アリシゼーション」公式サイトより

そんな菊岡の正体はプロジェクト・アリシゼーション推進者であり、偽装企業「ラース」の最高責任者を務める自衛隊の二等陸佐でした。

自衛官として隊員の生命の危機からVRMMO技術にナーヴギア時代から目をつけており、その研究としてプロジェクト・アリシゼーションを任せられていました。

実は和人もアルバイトと称して協力しており、明日奈はそれによって和人のバイタルチェックアプリを手にすることになります。

 

和人が死銃事件の残党、金本敦から現実世界で薬液を注射され、死の手前の状態で搬送された際、和人をラースまで連れていき、助けるためと称して、プロジェクトアリシゼーションのアンダーワールドへと送ってしまいます。

 

【SAO】菊岡誠二郎は自らスタッフをスカウトしていた。

VRMMO開発の茅場晶彦の元恋人で医療用フルダイブ機のメディキュボイドを開発した神代凛子、茅場の後輩でIQ140の天才エンジニアである比嘉健は、菊岡自身が声をかけ集めたスタッフです。

神代に関しては何度も断られ続けていたが、明日奈がオーシャンタートルに潜入するために、了承をして途中からプロジェクトに参加しました。

 

また、アニメでは一言でしか比嘉から出ていませんが、劇場版では、茅場、神代、比嘉の研究室の恩師、重村教授に犯罪の隠蔽と引き換えに一時期プロジェクトを手伝わせていた描写もあります。

メインルームには基本菊岡、比嘉、神代の3人の姿しかありませんが、他のエリアには様々なスタッフがいるので、全員が菊岡のスカウトであるとは断定できないが、プロジェクトの中枢を担うスタッフは菊岡自らがスカウトしたと言うことが伺えます。

 

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【SAO】菊岡誠二郎の真の目的を分かりやすく解説!

和人を独断で雇い、その途中で総務省のルールを破り、重村には犯罪の隠蔽をしてまで行われているプロジェクトアリシゼーションでの菊岡の真の目的は一体なんなんでしょうか?

それは、仲間たちの生命の危機を少しでも減らすため、兵器に搭載可能なAIを開発することです。

 

戦争にAIが搭載された場合、従来のAI(トップダウン型)であれば、

①人間は殺すな

②敵は殺してでも食い止めろ

この時点で矛盾が生じてエラーが出てしまいます。

 

では、味方にだけ、何かしらマークやセンサーを付けると言うことも考えれますが、その場合は民間人にも被害が出てしまいます。

もちろん、裏切り行為には簡単に破れてしまいます。

トップダウン型では知識として教わっていないものは対応できないのです。

  

そのため、プロジェクトアリシゼーションでは自身の倫理観で戦闘可能なAIが必要になってきます。

命令に従うだけでなく、「自分で考えて敵味方を判断し攻撃するフラクトライト」=「システムアラートに反してでも考え抜くUWの住人」が必要でした。

それが「プログラムの枠を脱しない人口フラクトライトが人間の脳を再現したボトムアップ型AIへと進化させる『プロジェクトアリシゼーション』」でした。

 

アンダーワールドでは禁忌目録に書かれていることは絶対起きません。

殺人事件は絶対に起きないし、ゴミも落ちていない、貴族に歯向かうことだってしません。

だからこそ、和人をダイブさせて人間の思考を共有させ、目的達成に近づけようとしたのが始まりでした。

 

実は、システムアラートは本来はそこまで強く強制力も持っていませんでしたが、アドミニストレーターと内通していたラースの職員によってあそこまで強固にされてしまいました。

(さすがに頭の激痛に耐え、目をつぶしてまで守りたいものって、でかすぎですもんね)

これには菊岡たちも気づいていないようでした。

現実世界の5000倍だから17~8秒で1日で、約1時間45分が1年ですから、ログで追うのも時間かかりますもんね。

 

その初めての達成者がアリスで、そのフラクトライトを現実世界に持ち出し、兵器のAIとして利用することがプロジェクトアリシゼーションの最終目的です。

ちなみに「アリシゼーション」とは「Artificial Labile Intelligent Cyberneted Existence (人工高適応型知的自律存在)」の頭文字から「ALICE」、そして「~になる、~化する」の「zation」をつけてアリシゼーションとつけられたので、その初の達成者が「アリス」であることから菊岡はとても驚いた様子でした。

 

菊岡の目的は「戦争で敵兵を殺せるAIを作ること」でした。

 

【SAO】菊岡誠二郎は、フラクトライトを人命としない思想を持つ。

アニメ人界編第6話でオーシャンタートルに明日奈が乗り込んだ際、菊岡からの説明を受けた明日奈は人間の思考を持つフラクトライトを道具・兵器として扱うことへの疑問と拒絶を投げかけます。

その指摘で菊岡は「10万の人工知能の命は一人の自衛官の命より軽い」とはっきりと言います。

菊岡も比嘉も戦争で身近にいた人間を亡くしているからこそ、人口フラクトライトよりも現実世界の生命と考えたのでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

菊岡の正体は自衛隊の人間であり、その目的は人命を戦争から守るため、考えて人を殺せるAIを作ることでした。

菊岡や比嘉が言ってることもわからなくはないし、明日奈の言っていることももちろんわかります。

結果としてどちらが人道的に正しいのか、難しい問題だと思います。

現代に起これば大論争が起こるでしょう。

 

簡単に例も出しつつ説明したつもりでしたが、一部割愛もしています。

こちらの記事と共に、もし可能な方はSAOアリシゼーション人界編第6話をご覧ください。

 

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