映画アラジンの最後で、ジーニーはアラジンのお願いによって自由になることができますが、アニメ版と実写版でかなり異なる結末を迎えています。
今回はアニメ版と実写版のジーニーの最後のお願いの違いと、ジーニーの結末の違いについて比較してみたいと思います。
アラジンでジーニーが叶える最後の願いとは?
映画アラジンでは、主人公のアラジンがジーニーに3つのお願いをきいてもらうというストーリーです。
アラジンは魔法のランプを手に入れると、恋をしているプリンセス・ジャスミンに釣り合う男になるよう、王子様にしてもらうことをお願いします。
次に、アラジンはジャファーによって海に沈められて気を失いますが、運よく手元に届いた魔法のランプに手で触れ、ジーニーは命を助けます。
そして、最後に、アラジンはジーニーが魔法のランプから自由になることをお願いします。
その最後のお願いは、ジーニーの心からの、長年のお願い事でした。
映画の中で、アラジンがジーニーに何をお願いしようかと考えている時、参考までにジーニーに、「ジーニーの願いは何か?」と聞きます。
すると、ジーニーは、「自由になること」と言っています。
ジーニーは、「今まで誰も僕の願いを聞いてくれた人なんていなかった」と言い、「例え君を自由にしてあげるよ、と言われても、人間は願いが叶うとさらに欲を出すから、結局僕の願いは叶えられたなかった」と言うのでした。
アラジンのジーニーの最後のお願いと結末【アニメ版】
映画アラジンのアニメ版では、ジーニーの願いは「自由になること」でした。
約束通り、アラジンが温かい心でジーニーを魔法のランプから自由になることをお願いすると、ジーニーには足が出現し、ランプの中に戻らなくてもいい、自由を手に入れます。
そして、アラジンは、「世界を見てみたい」と言い、旅行に出る準備をします。
アニメ版では、ジーニーは自由になっても魔法が使えるようで、空を飛んで旅行をする様子です。
また、色も青いままです。
アラジンは、寂しくなるよと言いつつも、自由になったアラジンが旅行に出ることを喜んでいます。
アラジンの続編になる、「ジャファーの逆襲」では、ジーニーは一通り旅を楽しんだ後、アラジンの元へ帰ってきます。
旅行をして様々な世界を見てきたけど、友であるアラジンのそばにいるのが一番だと気がついたのだそうです。
アラジンのジーニーの最後のお願いと結末【実写版】
アラジンの実写版では、最後のジーニーのお願い事も少し変わっています。
ジーニーが長年夢見てきたこと、それは、「自由な人間になること」でした。
アニメ版では、「自由になること」だけが願いだったのですが、実写版では「自由な人間になること」が願いとなっているのです。
その為、実写版ではジーニーは、アラジンに願ってもらった後、普通の人間の姿になっています。
なので、アニメ版のようには魔法はもう使えません。
その為、空を飛んで世界旅行に行くのではなく、人間として船に乗って旅行に出るのでした。
青かった色も、普通の人間の色になっています。
しかも、ジーニーは普通の人間となったので、人並みに恋もします。
実写版の最後では、ジーニーはプリンセス・ジャスミンに仕え、親友でもあるダリアと結ばれ、ダリアと共に旅行に出ることになります。
そして、ジーニーとダリアは、2人の子供にも恵まれるのでした。
まとめ
アラジンの最後のお願いは、アニメ版では「ジーニーが自由になること」、実写版では「ジーニーが自由な人間となること」でした。
実写版では魔法が使えなくなったジーニーですが、心の強さを使ってこれからも願いを叶えていくことでしょう。