映画アラジンのアグラバーのお城は、インドのお城が元となっています。
そして、アニメ版ではインドのお城が可愛らしく豪華に描かれています。
さらに、実写版のアラジンでは、アグラバーのお城はものすごく豪華に進化しています。
ここでは、アラジンのアグラバーのお城の様子や裏話についてまとめたいと思います。
アラジンのお城のモデルになった宮殿
アラジンの元になったと言われているお城は、インドにあるタージマハルです。
タージマハルは、インドのアーグラという地域に建てられている、大理石のお城です。
インド・イスラム文化の代表的な建築物で、人気の観光地の1つとなっています。
タージマハルの内側は、下の写真のようになっています。
内装1つ1つに、デザインが施されている細やかさがありますね。
住む人間に対してとても大きな造りであることや、壁や床の鮮やかなパターン、お城の前にある観賞用プールなどが、映画アラジンにも描かれています。
タージマハルとは、宮殿の王冠という意味で、世界遺産に登録されており、2007年には新・世界七不思議に選出されています。
また、映画アラジンに反映されているタージマハルの要素は、お城という建物の様子だけではありませんでした。
タージマハルというお城は、シャー・ジャハーンという名の王様が、ムムターズ・マハルというお妃の為に建てたと言われています。
そして、ムムターズは、子供を14人産み、母性が強いことで知られており、彼女の意義をそのままに、タージマハルは巡礼者を受け入れる場所となっているのだそうです。
アラジンでもジャスミンの女性性の強さがよく現れています。
ジャスミンの気質は、タージマハルが元になっているアグラバーの宮殿に住むにふさわしい気質なのですね。
タージマハルの場所
タージマハルは、インドのアグーラという場所にあります。
アラジンの「アグラバー」も、宮殿があるインドの「アーグラ」から来ていたのですね。
世界中の旅人に愛される有名な観光地で、現地では大切な聖地なのです。
アラジンのアニメ版のお城の様子
アラジンのアニメ版では、タージマハルがコミカルに可愛らしく表現されています。
内側の様子は、下の写真のような感じです。
アラジンのアニメ版では、タージマハルとは全く同じではないものの、それでもお城の中の壁などは特徴的です。
宮殿の前の水場も、オリジナルの要素が加えられて登場していますね。
アラジン実写版のお城の様子
アラジンの実写版映画では、アニメ版よりもさらに豪華な宮殿が描かれています。
Jafar update: horny for the look, not for the voice. pic.twitter.com/enEshUgV3O
— Benjamin Nichols (@BenJungles) March 12, 2019
宮殿の内装も遥かに豪華になっています。
映画を見ていると、隅々まで豪華な内装が施されているので、「さすがディズニー、お金かけてるな~」と感じます。
元になっているタージマハルと比べると、遥かにカラフルに、遥かに壁模様や造りが豪勢になっていますね。
アラジン実写版映画のお城の裏話
プロダクションデザイナーのジャクソンは、実写版の宮殿制作の最初の基盤となったのは、金色に塗られた古い木造の修道院だったと言います。
それから、トルコ製の陶器や、ビクトリア朝の美しい絵画、ペルシャのミニチュアなどを参考にしたそうです。
さらに、宮殿の古さを表現する目的で使われたのは、宮殿の中心にあるオリーブの木だったと言います。
年月の長さを、古さや汚さ、壊れ具合などで表現するのではなく、木の成長具合で表現したのですね。
宮殿の年月を表すには、とても美しい表現だったとジャクソンは語っています。
まとめ
アラジン実写版映画の宮殿は、アニメ版と比べてもとても豪華になっています。
しかし、だたのきらびやかな内装があるのではなく、由緒正しく、古き良き精神が宿る様子をうまく表現できていると思いました。