映画「美女と野獣」では、紅茶のカップのチップという男の子が出てきますが、カップの淵が欠けています。
今回は、欠けている理由や、「欠ける」という事象の背景、また、チップの人間の姿の画像や、チップの人間役を演じた子役についてまとめたいと思います。
美女と野獣の「チップ」は欠けている
「美女と野獣」の中に、魔法使いの魔法で、紅茶のカップの姿に変えられている男の子が出てきます。
この男の子の名前は「チップ」。
「チップ」とは、英語で「欠けている」という意味です。
実際に映像の中でも、カップであるチップの淵が欠けています。
チップが欠けている理由は、人間の姿の時に、歯が欠けていたからだそうです。
その歯が欠けている名残として、カップの淵が欠けているのだそうです。
私は、チップが欠けている理由は、魔法がかけられた年月を物語るものだとてっきり思っていました。
魔法で家具の姿に変えられていた人々も、みんな年季が入った感じで、どこか古びた印象を映画から受けます。
チップも他の家具たちと同じように、魔法にかけられた長い月日を象徴するものとして、欠けているのかと思いましたが、人間の時に歯が欠けていたから、チップ(破損)があったのですね。
美女と野獣のチップの人間の姿
美女と野獣に出てくるカップの男の子、チップの人間の姿です。
本当に歯が欠けていますね。
人間の時のチップの歯がなぜ欠けているのかは公表されていませんが、多くの場合、子供の歯が欠けるのは、どこかにぶつけるなどの衝突があった時です。
チップは、とても活発で、元気な男の子として描かれています。
また、新しく出会ったベルに興味津々な姿などから、怖いもの知らずという性格もうかがえます。
その為、チップの歯が欠けているのは、活発に挑戦する証であると言うことができるでしょう。
歯が欠けていることの裏話
歯が欠けるという事象には、実は心理的な深い意味があります。
それは、「自分の強さを忘れている」ということです。
映画「美女と野獣」というお話は、魔法によって本当の姿を変えられてしまう人々のお話ですが、彼らが本当の自分の姿を思い出すのは、愛(心)を思い出した時です。
これは、野獣に限ったことではなく、魔法に囚われていた全ての人に共通することです。
野獣の魔法が解けたのは、野獣が人を愛する美しい心を取り戻したからですが、チップや他の人々の魔法が解けたのも、野獣が魔法を解いたからではなく、それぞれが心を取り戻したからです。
野獣は1人の象徴的な存在に過ぎなかったのです。
チップが魔法にかかるという境遇になってしまったのは、人間である時に、自分の心に疑問を抱くようになってしまっていたからでしょう。
カップに変えられたことで、自分らしい活発な姿を取り戻していくことができたのではないかと思います。
美女と野獣のチップの人間を演じた子役
美女と野獣の実写版映画では、ネイサン・マックという男の子がチップの人間の姿を演じています。
映画「美女と野獣」以外には、「バビロン」という作品に出演しています。
美女と野獣の実写版でチップを演じた時のネイサンの歯は欠けていないようでした。
ネイサンは、2007年生まれで、実写版が公開された2017年には10歳になったばかりでした。
まとめ
美女と野獣に登場するチップの名前は「破損(欠けている)」という意味の単語であり、カップであるチップが欠けていたのは、人間の姿である時に歯が欠けていたからなのでした。