2020年春アニメの代表「キングダム」も、今回で3期目突入です。
中華全体が動く「合従軍編」に裏切り者があらわれるのか?
誰?
もしかして王翦?
それとも……
今回の記事では、キングダム3期、合従軍編のネタバレ!
裏切り者は誰だか調べましたので、さっそくみていきましょう!
【キングダム】合従軍編に裏切り者が出る
合従軍の編成は、趙、楚、魏、燕、韓、斉の六国です。
ま、秦以外の国ということですね。
ちなみに発起人は趙ぼ李牧という超有名英傑。
秦国大ピンチです!
最初は6対1という、秦国以外の中華全部が攻めてくる構図でしたが、斉国は離脱。
それでも秦国にとっては滅亡危機に変わりはありません。
それでなくてもてんやわんやな秦国に、もしかして裏切り者が?
いったい誰?
っていうかこれ以上戦況を引っ掻き回さないでー!という涙目軍師の声が聞こえてきそうです。
【キングダム】合従軍編の裏切り者は王翦か
第一容疑者は、王翦です。
彼は名門「王」家の現当主にして、亡き王騎の親戚筋です。
ちなみに王賁のパパです。
武力にも優れた将軍で、秦の国にとっては頼もしい武将ですが、実はいろいろ懸念がありました。
王翦には自分が「国王になる!」という野望があるのです。
戦いの最中に籠城したりとか、なかなかトリッキーな行動も散見していることが、秦国への忠誠心がないのでは??と問題視されていました。
そんな折に突如、合従軍との対戦です。
王翦の担当部署は、国門にして要所の「函谷関」です。
対するは燕軍の総大将にして山読み名人:オルドです。
函谷関は山間部という地形なので、どちらかといえばオルドが優勢に思われます。
いくら戦の天才と名高い王翦でも、この地形は不利に働くのでは?
懸念が残る中、戦が始まります。
案の定、オルドの山読み技術によって、王翦軍の要所を攻められてしまい、撤退させられてしまいます。
そしてそのまま山中へと姿をくらましてしまうのです。
これまでの行動や噂によって
「王翦逃亡か!」
「王翦はやっぱり秦国を裏切ったのか?」
と思わせる場面にハラハラ・・・
でも、安心してください。
大丈夫です。
実は逃亡ではなく「奇襲作戦」だったのです。
行方をくらましたかのように見せかけて、オルド軍の背後へと回り込み猛攻撃を仕掛け大打撃を与えることに成功!
山読み達人のオルドをも凌駕した王翦の戦スキルは本物です。
そして、この合従軍戦において大活躍をした王翦は「シロ」というわけでした。
よかった……。
【キングダム】合従軍編の裏切り者は昌平君?
合従軍編の裏切り者、第2の容疑者は「昌平君」です。
彼は秦国の総司令官です。
そして秦最高ポストである相国:呂不韋の四柱でもあります。
もともとは政側と敵対していますが、合従軍が攻めてくるという国存亡の危機に、生き残る策を必死に考えていたのが、昌平君です。
そんな彼が裏切り者の容疑者とは、なかなか聞き捨てなりませんよね?
【キングダム】合従軍編にて昌平君が裏切り者となる理由
司令官なのに裏切るってどうして?
象徴的なシーンがあります。
昌平君がアドバイスをして、政を戦場の第一線へと送り込んでしまうのです。
上司:呂不韋に真意を問われ放った言葉がこちら。
「私は秦軍の総司令でもあります」
「今それ以外の事は取るに足らぬ小事です」
どういうことでしょう?
ネタバレいきます。
王翦達の活躍で函谷関が守られました。
それにより合従軍の侵攻が停滞します。
安堵したのもつかの間、今度は英傑:李牧が王都咸陽を攻めてくるというのです。
咸陽を死守するための要所蕞で兵を鼓舞すべく、大王:政を戦の最前線に向かわせたのが、昌平君なのです。
ここだけをみると、政を死なすつもりか?と疑いたくなりますよね?
もともとは敵対する呂不韋の部下である昌平君です。
策戦と称して戦場へ大王を差し出して亡き者に・・・?
安心してください。
そんなことありません。
実際昌平君の思惑通り、蕞の民はカリスマ性抜群の政の演説に心打たれて戦意復活します。
すぐに突破されるかと思われた蕞の地が、民たちの士気と、政のカリスマと、なんやかんやで、6日間も守り切れるのです。
もはや奇跡!
この軌跡の立役者が昌平君なのです。
政を亡き者にしたがっていたのではありませんでした。
無事容疑が晴れて、筆者も安堵しました。
ちなみに、あわよくば政を差し出して自分だけ助かろうとしていた上司:呂不韋を、昌平君は裏切った感がありますが、その辺はまた別のお話です。
そして史実によれば、昌平君は純粋な秦国の民ではありません。
幼いころに楚からの人質公子でした。
ゆくゆくは訪れる楚国の滅亡に際しては、秦国を裏切るかもしれません。
しかし、これもまた別のお話です。
まとめ
いかがでしたか?
結論としては、裏切り者はいませんでした。
キングダムは難しい漢字のお名前の方たちが大勢出てきますので、見分けがつきにくいと思います。
しかし、ストーリーとともに考察するととても面白い歴史アニメなのです。
今から放送が楽しみでなりません。