ここでは、「キングダム」の合従軍編で登場する斉についてまとめています。
合従軍から離脱した理由などもまとめてご紹介します。
【キングダム】合従軍に斉は参加する
李牧の働きかけによって結成された「合従軍」には、魏・趙・燕・韓・斉の6ヵ国が参加していました。
斉もその中の一国です。
元は、5ヵ国でしたが兵力に自信があった斉は合従軍に参加することを決めます。
【キングダム】合従軍から斉は離脱する
しかし、まだ秦へと侵攻していなかった斉は外交での会談で、合従軍を離脱することを決めるのです。
ここから、斉は合従軍と秦との戦いを傍観する立場へと変わります。
斉が離脱したことで、一つの国を野放しにしてしまうという事態になってしまうのです。
【キングダム】合従軍から斉が離脱した理由と経緯
斉が合従軍から離脱した理由は、上記にも書きました秦との外交での会談です。
斉は合従軍に参加していましたが、秦への侵攻はまだでした。
それに目を付けたのが、敵国である秦です。
秦は、一国でも敵となる国を減らしたかったのか、斉へ対して会談を要請します。
斉の王である斉王建は、とても癖の強い人物ですが会談に応じます。
会談を託されたのは、呂氏四柱の蔡尺でした。
蔡尺は、「合従軍から離脱してほしい」と頼み込みます。
合従軍に参加しているとはいえ、いずれにしても秦に国を滅ぼされてしまうかもしれない可能性は大いにありました。
兵力も圧倒的な楚が中心にいるとはいえ、その危機は免れないでしょう。
また、秦は斉に対して破格のお金を用意していました。
そのこともあり、斉は合従軍を離脱することを決意するのです。
史実にて合従軍から斉が離脱した理由
ここで、史実での斉が合従軍から離脱した理由を解説していきたいと思います。
史実は、実に曖昧ですが秦が斉に対して離脱を促したことは事実の様です。
しかし、史実ではないこともあり、「キングダム」では蔡沢が斉王建と李牧を秦に連れてきたことになっていますが、それは史実とは異なっているようです。
斉が合従軍を離脱した理由については、明らかになっていないようです。
というより、曖昧な点が多いと言った方がいいかもしれません。
そこで考えられるのは、やはり秦からの攻撃を一時的にでも避けるためだと言えるでしょう。
秦に逆らえば国を滅ぼされることは目に見えています。
しかし、いずれにしても斉は秦の襲撃を受けることになります。
破格のお金との交渉であれば、斉も文句はないでしょうし、平和がもたらされるなら従わない手はないですよね。
そんな斉でしたが、秦からの応援要請には一切応じなかったそうです。
秦の働きかけのおかげで斉も平和を手に入れることができたにも関わらず、秦の緊急時には援護することもなく、高みの見物状態だったそうです。
王宮内では、「援護したほうが良い」という声も上がったそうですが、王建は自身の方針を曲げることなく、最後まで秦に手助けをすることはありませんでした。
その結果、斉は秦によって壊滅状態にされてしまうのです。
最後まで、高みの見物をしていた末路といいますか、なかなかに難しいところでもありますね。
最終的には、秦に襲撃されていますので、王建の考えが少し甘かったと言える部分もあるのかもしれません。
まとめ
今回は、合従軍を離脱した斉国について様々な視点から見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
「キングダム」で描かれているものと史実とでは、似たり寄ったりといったところでしょうか。
作者もできる限り史実に基づいて描いていると言えるでしょう。
しかし、そこは作品なので一部で違っている点があったとしても仕方ないのかな?という気もします。
ということで、今回はこの辺で。
最後までご観覧いただき、ありがとうございました。