【追記】こちらでは影山飛雄のセッターとしての特徴と「おりこうさん」と言われるまでの経緯をまとめてあります。
そして「おりこうさん」の意味に対する考察についてもまとめてあります。
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【ハイキュー】影山はおりこうさんと宮侑に言われる
春高バレーの宮城代表決定戦が終わり、影山飛雄は烏野高校から唯一全日本ユース強化合宿に招集がかかりました。
そしてその全日本ユース強化合宿で初めて宮侑と顔を合わせることになります。
宮侑は稲荷崎高校の2年生で影山と同じセッターのポジションを務めています。
影山飛雄は他よりも圧倒的なボールコントロールと鋭い観察力、そして精密で正確なトスを繰り出すことができる「天才」といえる才能を持っています。
またトスだけではなくサーブやレシーブもそれなりにできており、自分からスパイクを打つこともできます。
相手に対する言葉が厳しい一面もあり、もともと独裁的な性格をしていたためか周りの人とのコミュニケーションが苦手でしたが、それも徐々に克服しています。
それに対して宮侑はスパイカーに”自分は上手くなった。強くなった”と錯覚を起こさせるような正確なトスを上げることができ、高校No1のセッターとも呼ばれています。
無理な体勢でもトスをオーバーハンドで上げたり、日向翔陽と影山飛雄が使うマイナステンポの変人速攻も繰り出せるような柔軟な適応力を持っています。
ユース強化合宿中は基本的ににこにこしており、コミュニケーション力も高いため、影山飛雄とは正反対のセッターのようです。
しかし「俺のセットで打てへんやつはただのポンコツや」と言いたいことをはっきりと言うところは影山飛雄に似ているかもしれません。
そんな宮侑に影山飛雄は「おりこうさん」と言われてしまいます。
言われた影山飛雄も「おりこうさん」がどういう意味なのかは分かっていないようでした。
【ハイキュー】影山がおりこうさんの意味を考察
同じセッターであり実力を持つ宮侑に「おりこうさん」と言われてしまった影山飛雄。
その言葉にどんな意味があるかを考えてみました。
今までの影山のプレーを検証
影山飛雄は烏野高校に入ってからも比較的に成功確率が低いような攻撃を実行しようとはしませんでした。
夏合宿前の合同練習では目を開けてボールを打とうとする日向翔陽に対して「あの速攻に対してお前の意思は必要ない」と他の可能性を試すようなことはほとんどしませんでした。
そのためスパイカーや自分が無茶だというような自由なトスを上げることがない誠実なプレーをします。
また烏野高校で先輩セッターの菅原考支との出会いも、影山飛雄のプレーを変化させました。
菅原考支は影山飛雄のように精密なトスを100%で上げることはできないが、スパイカー一人ひとりに合わせたトスを上げるためチームメイトからの信頼を集めています。
影山飛雄もチームメイトに信頼されるようなセッターになりたいとコミュニケーションをとり始め「コート上の王様」だった昔とは違うセッターになってきました。
宮侑ができて影山がしないプレーとは
宮侑は影山飛雄にすら「宮さんのトスもすげぇ打ちやすいっす」と言わせるほどスパイカーにとって理想的なトスを上げてくれます。
このトスは青葉城西のセッターである及川徹のような個性の違うスパイカーの力を100%の引き出すスタイルや菅原考支のスパイカーに合わせたトスに似ています。
どれも自分の強さだけではなくチーム全体の強さも引き上げるようなプレーをしており、影山飛雄のようにただ自分が正確に合わせるというプレーとは異なります。
また宮侑には双子の弟である宮治がいて、2人は阿吽の呼吸といえるほどの相性抜群のコンビプレーを持っています。
小学校からの付き合いである稲荷崎高校の尾白アランは宮侑が恵まれているのは才能云々よりも治がいることと感じているぐらい、二人は互いに互いを高めあいながら最強のコンビになっていきました。
影山飛雄は昔が「コート上の王様」だったために高めあうような相手はいませんでした。
今では日向翔陽という最高のパートナーがいるものの、小さいころからではないため宮兄弟の成長と時間的な差が出てしまっています。
高めあえる仲間がいたら影山飛雄も宮侑のようにチームメイトを活かすプレーがもっと簡単にできていたかもしれません。
【ハイキュー】影山はおりこうさんの意味を考察(結論)
で、結局、「影山はおりこうさん」という言葉には、どんな意味が込められていたのかをまとめてみました。
考察1:誠実なセッターのプレー
影山飛雄は”今までの影山のプレーを検証”で話した通り、成功する可能性が低いプレーや無茶なトスなどを行いません。
烏野高校vs稲荷崎高校の試合で宮侑はぶっつけ本番でも変人速攻の真似を成功させてくるような柔軟な適応力を持っています。
そんな宮侑から見てスパイカーが持っている実力の分だけで攻めるトスを上げる影山飛雄は「おりこうさん」なのかもしれません。
考察2:トラウマが引っ掛かっている
影山飛雄は中学時代にスパイカーが打てないトスを上げていたため、最終的にトスを上げたところにスパイカーが入ってこないというトラウマを持っています。
高校に入ってからは周りに正確なトスを上げることに意識していたため、スパイカーの能力を引き出すための普通よりも高いレベルのトスを上げることはしませんでした。
むしろ自分がスパイカーを満足させるトスを上げるために自分が修正するほどでした。
このトラウマがぬぐいきれていないことを宮侑に見透かされてしまったのかもしれません。
考察3:影山飛雄がまじめで素直でエエ子
ユース強化合宿の終盤で影山飛雄が宮侑に対して「おりこうさん」の意味を聞きます。
その時に宮侑は「?そのまんまの意味。まじめで素直でエエ子やねって」と答えています。
たしかに練習や試合ではまじめにやっており、相手に自分のトスがどうだったかを聞いて修正するなど素直な部分もあります。
宮侑は本当に特に意味もなく、素直に学ぶ姿勢を持つ影山を、そのまま「(変なこだわり無く成長できるから)おりこうさんだね」という意味で言ったのかもしれません。
【ハイキュー】春高で宮侑は影山がおりこうさんではないと言った!
と、ここまで、宮侑の言う「おりこうさん」とは、
- 確実にできることしかしない影山
- トラウマが残っていて挑戦しない影山
- 冒険しない影山
と考察してきた訳ですが、春高の烏野 VS 稲荷崎戦の第3セット、もう最後の最後で、宮侑は「こいつ(影山)のおりこうさんはどこ行った この短期間に何があった」と発言していました。
宮侑が烏野と戦い始めた時にも、「この前のユースメンバー合宿からまだそんなに時間が経っていないのに、影山に何があったんだ?」と宮侑が考えているシーンがありました。
春高での影山は、もうおりこうさんではなくなったと、宮侑は感じていて、第3セットの最後の最後では、本当に驚き恐れていたのです。
宮侑が「おりこうさんはどこ行った」と心の中でつぶやいたのは、田中にすんごいストレートを打たれた後でした。
それまで、田中の調子は悪くはないながらも、あまり活躍をすることができなかった田中でしたが、超インナークロスを決めるような身体の向きで、ものすごいストレートを叩き出したのです。
その後、影山は、田中に感謝するように、手を合わせていました。
このシーンから考察するに、やはり、宮侑が言う影山のおりこうさんとは、「確実にできるであろうことを着実にやっていく影山」という意味だと思います。
影山は、月島の打点を上げるようなセットもすでにしており、スパイカーに挑戦させるトスを上げるようになりました。
おりこうさんだった時の影山だったら、着実に点を取るために、月島が到達したのを見たことがない高さにトスを上げることはなかったと思いますし、田中が決められるかどうか確証がないトスも上げなかったと思います。
つまり、「おりこうさんの影山=過去にやったことがあって自信があることのみをやる影山」であり、「おりこうさんではなくなった影山=勘を信じて新しいことに挑戦する(スパイカーに挑戦させる)影山」ということなのではないかと、私は思います。
まとめ
影山飛雄と宮侑は同じポジションなだけあってお互いに考えることは多いのだと思います。
宮侑が「おりこうさん」と言った理由は、セッターとしてヒントはあげるけど全国でいずれ当たる相手には正しい答えを教えないという考えかもしれませんね。
でも、春高の稲荷崎戦では、影山は宮侑が認めるセッターになったのではないかと思います。
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