11月22日に公開した「アナと雪の女王2」ですが、ストーリー内容を結末まで徹底的にネタバレ解説してみたいと思います。
メインストーリーはもちろん、アナとクリストフのお話なども触れています。
【アナと雪の女王2】ネタバレあらすじを詳しく解説!
「アナと雪の女王」の前作では、魔法を使えるエルサが魔法をコントロールしきれずに、愛する妹を傷つけ、自分を責めていました。
しかし、アナはエルサの心を開くことを諦めず、常に愛を持って接し、最終的にはエルサは心を開くようになります。
エルサは、愛情を向ければ魔法で大切な人々を傷つけることがないことを学び、自分を責めることもなくなります。
そうして、エルサは大好きな妹とまた楽しく幸せに交流することになり、アレンデール王宮には平和が戻りました。
そして、「アナと雪の女王2(以下アナ雪2)」は前作の続編となります。
「アナ雪2」では、自分の魔法を使う方法を知ったエルサが、今度はその魔法の原点を知っていく物語のようです。
父から聞いた物語/魔法の森
アナとエルサのお父さんである、アレンデール国王のアグナルは、幼いアナとエルサに「ベッドタイムストーリー」として、魔法の森のお話を聞かせます。
「昔、北の彼方に、魔法の森があった。」とアグナルが語ると、アナは「魔法の森を見たの?」と聞き返します。
アグナルは、「見た」と言い、「素晴らしいところだった」と言います。
魔法の森の話は、アグナルが青年の時に体験したお話だったのですね。
魔法の森には、4つのエレメントの大きな石が、並んでいます。
とてもきれいで清々しい森で、その森の中では、人々が自然と共存するように生活していました。
青年のアグナルもその森で遊んでいました。
しかし、ある日、魔法の森で悲劇が起こったとアグナルは話を続けます。
人々は剣を持って戦うようになり、美しかった森は、壊滅してしまったようで、その悲劇以降、誰も森へ入ることも出ることもできなくなったのでした。
アナとエルサは、素敵な物語に酔いしれています。
エルサに聞こえる声/冒険の始まり
時は変わって、エルサとアナは仲良く寄り添って暮らしていましたが、ある日、エルサの様子に異変が起こります。
周りの人は特に気が付きませんでしたが、エルサをよく知るアナはエルサの様子が変わったことに気がつきました。
この時、エルサは、ある「声」を聴くようになっていたのです。
その「声」は、とても不思議な声で、歌声のようにも聴こえますが、エルサ以外には聴こえない様子です。
エルサはその「声」を疑問に思って、胸騒ぎがしているのでした。
アレンデール王国の危機
ある日、エルサが「声」の元をたどっていくと、なにかの魔法が解き放たれました。
それと同時に、国中のライト(電気)や火に魔法がかかり、真っ暗な街に突風が吹き荒れます。
人々は、突然の事態に、崖の上へ避難します。
そんな出来事を理解したトロールは、「王国が危険だ」と言います。
そして、エルサに、声の主を探し出すように言います。
どうやら、その「声」は、エルサに助けを求めているようです。
おそらく、アグナルが語った「魔法の森」が壊滅した件と関係があるのでしょう。
エルサに説明しているトロールは、魔法の煙でキーとなる絵を見せます。
それは、2つのグループの人々が握手を交わして何らかの友好を交わした絵。
そして、その2つのグループが戦うことになった絵の2つでした。
この2つの対立する人々のグループが戦ったことで、魔法の森は壊滅してしまい、この件で何者かが魔法を使えるエルサに助けを求めているようです。
「アナ雪1」は、エルサ個人としての「Let it go」でしたが、「アナ雪2」では、どうやら個人よりも大きな範囲の、街、国、もしくは集団としての人々の「Let it go」のお話のようです。
※「Let it go」とは、ここでは「許す・水に流す」という意味。
トロールはエルサに、「過去は君が思っているようなものではない、北へ行き、真実を見つけ出すように」と続けます。
そして、「今まではエルサの力の強さを心配していたけれど、今はエルサの力が十分であることを期待するしかない」と言い、今回の敵となる謎の相手と戦うには、強い力や強い思いが必要であることを示唆しています。
アナは、エルサを応援するカタチとして、エルサを守り切ることを決意するのでした。
エルサとアナの冒険/魔法の森へ
トロールに話を聞いたエルサは、「声」の主を探す旅に出ます。
「危険だからダメ」というエルサに、アナは「一緒に行く」とついていくことにします。
アナは、エルサの一撃が原因で心が凍った時も大丈夫だったし、元カレ(ハンス王子)も撃退するほど強いから、エルサと共に旅に出ても大丈夫だとエルサを説得します。
結局、エルサ、アナ、クリストフ、オラフの4人が魔法の森へ向かう旅に出ることになります。
例の魔法の森へ到着すると、魔法の森は怪しげな濃霧に包み込まれていました。
しかし、エルサが4つの石の場所で濃霧に手をかざすと、導かれるように中に入ることができました。
森の中は、暗く荒んでいましたが、そこには人々が住んでおり、侵入したエルサたちを警戒しています。
どうやら、石の場所から広がっていた濃霧によって、森に住む人々は外の世界へ出ることができず、外から人が新しく入ってくるということもできなかったようです。
「霧が入れてくれた」と言うエルサに、森の人々は「ありえない!」と驚いています。
エルサの魔法と森の中
濃霧(魔法)が招き入れたエルサに、森の人々は興味を持ちます。
そして、エルサが魔法を使えることを知り、なぜエルサが魔法を使えるのかを知りたがります。
どうやら、エルサの魔法は、この魔法の森と関わりがあるようです。
魔法の森の中では、暴れ狂う岩や竜巻など、エルサたちは何度も危ない目に合います。
森の人々も、王国を守ることに必死です。
しかし、エルサは魔法を使って荒れ狂う自然に勇ましく立ち向かっていくのでした。
アナも、エルサの身の安全を守るのに必死で、クリストフも力強く協力しています。
・・・オラフはキャラ通り、「危機一髪ってこんなに続くものなの?」なんて少しのんきなところもありますが、オラフのキャラを活かして、森にいた人々とエルサたちの和解を手伝うのでした。
【アナと雪の女王2】結末をネタバレ!
エルサを呼んでいた声
エルサに聞こえていた不思議な声は、5つ目のエレメントでした。
4大エレメントの「地、火、風、水」は有名ですが、その4つのエレメントの真ん中には、5つ目のエレメントがあると、エルサは聞きます。
5つ目のスピリットがエルサのことを呼んでいたのでした。
さらに、5つ目のエレメントとは、エルサ自身だったのです。
エルサは5つ目のエレメントだったので、魔法が使えたのです。
エルサを呼んでいたスピリット(自分自身)は、エルサたちを難破船のところへ導きます。
難破船は、エルサとアナの父親と母親の船だったのです。
エルサの両親は、エルサの魔法の秘密を解き明かす為に、船でアトハランへ向かっており、その途中で亡くなってしまったのでした。
エルサは、両親が亡くなったのは、魔法を持っていた自分のせいだと責めますが、アナは両親の選択はエルサのせいではないと言い、この世界を守れるのは、両親が信じたエルサだけだと励まします。
エルサは、たった1人で、過去の全ての答えを見ることができるアトハランへ向かうのでした。
アトハランへたどり着いたエルサは、魔法を信じていなかった祖父:ルナード国王が、魔法の森に住んでいた先住民族のノーサルドラ人の長を殺していた過去を知ってしまいます。
その後戦いが起こり、エルサたちの父親を救ったのが、母親だったのでした。
真実を知ったエルサは、氷となって固まってしまいます。
しかし、エルサが見つけた真実を知ったアナは、スピリットが怒った原因は、「2つの国を結ぶダム」であったことに気が付きます。
アナは機転を利かせて、地のスピリット「アース・ジャイアント」をおびき寄せて、ダムを破壊します。
スピリットの怒りが収まったことで、エルサは息を吹き返しました。
そして、魔法を使って街を守り、世界には平和が戻るのでした。
クリストフがプロポーズ
クリストフは、ずっとアナにプロポーズするタイミングを見計らっていました。
しかし、いつもことごとくタイミングを逃してしまいます。
ですが、物語の最後の最後で、素敵にプロポーズするのでした。
アナとエルサが再会し、オラフとスヴェンとクリストフの5人でハグをした後、みんなは最高に幸せな気分になります。
クリストフは、「もう1つある」と言い、アナにプロポーズをしたのでした。
アナはもちろん、大喜びでした。
まとめ
「アナ雪2」は、エルサとアナが、祖父が過去に犯した過ちを正し、世界に平和をもたらす物語なのでした。
オラフがめちゃくちゃおもしろかったです!